「ロケみつ ザ・ワールド」(現ロケみつ〜フライデー〜=MBS)の人気企画だった「目指せ! ポルトガル ヨーロッパ横断ブログ旅」の感動ラストシーンが収められたDVDの発売が6月25日に決まった。お笑いタレントの桜 稲垣早希(30)を育てたと言っても過言ではない企画だったが、そこで稲垣に5年半の旅の裏側、国際色豊かになった恋愛観などをあますところなく聞いた。

 ——ブログ旅のDVD最終巻が6月25日に発売

 稲垣:5年半やらせてもらった。20代の半分をささげた番組です(笑い)。私の中でも大きな旅でした。最終巻を見ていただいたら分かるんですけど、とにかく号泣でした。

 ——旅では危ない場面も

 稲垣:そうなんですよ! ベルギーで電車に乗ってて端っこに荷物をまとめてたら、1番上にあった私の私物のかばんを発車する直前に現地のギャングというか悪い人にパッと取られちゃったんです。すぐに戻ったんですけど、当然(犯人は)逃げてました。ロケも中断して半日ぐらい探し回ってました。

 ——怖いだけでなく、いいことも多かった

 稲垣:イタリアのバーリというところでサイコロの運が悪くて、所持金を全額没収されたんです。そのあと1500円ぐらいはゲットできたんですけど、安い宿がなくて困ってたら、ニコラというイタリア人男性が現れて助けてくれたんです。真剣になって探してくれて、ようやく宿が見つかって…。本当に感謝しています。

 ——旅が終わった今の生活は

 稲垣:今、ちょうど逆ホームシックなんです(笑い)。旅が恋しいというか、すごいことをやらせてもらってたんだというのを実感してます。いい思い出の方が強く残っているので、いい体験だったなと思いますね。

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 ——ロケみつファミリーでの旅のDVDも最終巻と同時に発売される

 稲垣:香港とマカオに行きました。これまでにやった企画をみんなでやろうじゃないかという旅でした。難読名前の方の名前を読んだりとか、ドミノをしました。あとはおいしいものを食べたりとかの緩〜いロケで、私からしたら「これ、ブログ旅か?」っていう感じでしたね(笑い)。まぁ、ゴールのごほうび的なロケでした。ロケみつファンにはたまらないDVDかと思います。

 ——話は変わるが、芸能界入りのきっかけは

 稲垣:小学生のときに仲が悪かった男の子が「タレントになりたい」って作文に書いてて、それやったら私もなって上に行ったろと思ったんです。中学校で演劇とかもやって、女優さんになりたかったんです。高校時代に事務所に入ってからは、事務所を転々と替えて活動してました。時代劇に強い事務所に入ったときは時代劇のエキストラとかいっぱいやってましたね。それがいまだにユーチューブとかで「稲垣早希の過去」と上げられてて、ちょっと恥ずかしいんです(笑い)。

 ——その後、NSC入り

 稲垣:私が21歳のときに女性タレントコースができて、1期生として入ったんです。高校卒業して大学にも行かないでフリーターしながら活動してたので、すぐに応募しました。NSCに1年間行って、卒業して1年はリポーターをしてたんですけど、試験があって、それに落ちたら「サヨナラ」という残酷なシステムだったんです。それに落ちて、それまでのレギュラーも後輩に変わることになって「お前はお笑いをやれ」って言われたんです。これまで何個も事務所変わって、親にも最後やからって吉本に入ったんです。「吉本に残れるんだったら、お笑いやります」って残りました。最初は正直、イヤイヤでしたね。

 ——その後、人気アニメ「エヴァンゲリオン」漫才で話題になった

 稲垣:中学のときに毎日のように声優ごっこをひとりでやってたんです。エヴァも当時から好きで、アスカと(綾波)レイと(碇)シンジをひとりでモノマネしてました。タレントになってからマネジャーさんの前でやったら「気持ち悪いからやめろ」って言われてたんですけど、お笑いなら生かせるなって思ったんです。オタクなイベントの前説をやらせてもらったときにウケるような漫才を「桜」でやってくれと言われて、ハマるはずやって思ってやりました。

 ——今ではコスプレがトレードマーク。初めてやったのは

 稲垣:その時ですね。今でも勘違いされるんですけど、コスプレーヤーではないんですよ。プライベートで着るなんて一切ないんですよ。すごいガッカリされるんですけど…。

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 ——現在、30歳。そろそろ結婚も

 稲垣:まだ全然ですね。願望? いつかはしたいですけど、まだボヤっとしてますね。特定の人がいればリアルな話になるんですけど、なんせ隔週でヨーロッパに行ってたんでね…。これからです。海外の方がお好きなシルクさんに「1人ぐらい彼氏つくってきたらよかったのに。私やったら機内で行ってんで!」って言われたんです。さすがやなって思ったんですけど、私ももったいないことしたなって思って、これから積極的に行こうかなと思ってます。

 ——相手に求める条件は

 稲垣:この仕事を理解してくれて、ちゃんとした仕事をしている人。あと私、頭が悪いので、いろいろ教えてくれる頭がいい人がいいですね。芸人? 芸人とか絶対にイヤです。ホンマに普通な人がいいですね。あっ、でも兵動さん(お笑いコンビの矢野・兵動)ぐらい安定してはる人なら別ですけどね。

 ——5月9日から、なんばグランド花月で始まる「THE舶来寄席」では宣伝隊も務める

 稲垣:オススメは早着替えのデュオ・ミナソフです。まばたきできないぐらい早いですよ。アスカのコスプレの早着替えを教えてもらえたら、めっちゃ仕事が楽になりそう!

 ——最後にDVDのPRを

 稲垣:全部で40巻以上になっちゃいました。結構高いのに、こんなに出してごめんなさい(笑い)。ずっとブログにコメントくれてたってことは一緒に旅していたということです。本当に心から感謝しています。最終巻なので、ここまで買ってる人は、ぜひ買ってくださいね(笑い)。

☆さくら いながき・さき=1983年12月27日、兵庫県神戸市生まれ。2005年にNSCの女性タレントコースの1期生として吉本興業入り。07年にお笑いコンビ「桜」を結成。9年に解散し、桜・稲垣早希としてピン芸人になる。10年に「桜 稲垣早希」に改名。人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する「惣流・アスカ・ラングレー」のコスプレと声マネで一躍、有名になった。