自民党の二階俊博幹事長(82)、公明党の石井啓一幹事長(63)ら両党幹部5人が17日に都内で「新型コロナウイルス対策の意見交換」と称した〝ランチ会食〟を行ったことが波紋を広げている。

 与党幹部らによる同会食は、都内ホテルの日本料理店の個室を貸し切りにして行われた。政府は緊急事態宣言の中、国民に対し家族同士、または4人以下での会食を求めている。

 参加者は全員2回のワクチン接種を済ませていたというが、一体どんな中身だったのか。

 まずは自民党の森山裕国会対策委員長(76)の弁。「食べながら喋ることは、まったくなかった。(自粛要請について)そういうこともよく理解しながらやっているつもりだ」

 続いて公明党の高木陽介国対委員長は「「会食ではない。打ち合わせの前に、それぞれ昼食を『黙食』でとった」と話した。

 あくまでランチは一切喋らず〝黙食〟で、そのあとの打ち合わせで意見交換したと言いたいのだろう。しかし、ネット上では自公両党幹部の説明に「幼稚園レベルの言い訳。これでは国民は政治家のいうことを聞かなくなる」など、批判的な書き込みが相次いでいる。

 自民党内でも「懲りない面々と見られても仕方がない。菅首相の〝ステーキ会食〟の二の舞です」とあきらめムード。菅首相は昨年12月に東京・銀座での高級ステーキハウスで二階氏を始め、芸能人やスポーツ界の大御所ら8人と会食を行い、物議を醸した。

 前出自民党関係者は「二階氏は早急に説明してもらいたい。このままでは無党派層の政治不信が募り、次の衆院選に影響が出る。勘弁してもらいたい」と嘆く。

 また〝2F〟とその一派がやらかしたようだ。