女優・吉永小百合(73)が4日、都内で行われた主演映画「北の桜守」(公開中)のイベントに登場した。
介護関係者や認知症介護経験者らが招待されたイベントの終盤、客席の女性から「最後のシーンは69歳ぐらい(の設定)でいらっしゃいますかしら?」と質問が飛んだ。「そうでしょうね、多分」と吉永が答える間もなく、女性は「私たちぐらい(の年齢)なんですけど、あれは老けすぎです!」とクレーム。吉永は「あ~そうですか…」と苦笑するしかなかった。
吉永の隣にいた医療監修担当の医師は「(ラストで描かれた)1970年代の69歳と、今の69歳は全然違いますから」とフォロー。続けて吉永は、はにかみながらこう“釈明”した。
「最後のシーンっていうのは、思い切って髪もね、白くなって、いろんな悲しいことも何も全て忘れて、幸せの世界に向かっているてつ(役名)を表現したいために、メークアップ、ヘアの方とね、ご相談してああいう感じにしたんですよね。ちょっといき過ぎたかもしれないんです。すいません」
69歳という設定であれば、実年齢より下なのだから、普通なら役作りにそれほど苦労しないはず。しかし、あるベテラン映画ライターはこう指摘する。「小百合さんは、年相応の役をやったら“違和感あるんじゃない?”って思うくらい、劇中での設定年齢が気にならない人。それほどの無理を(見る側に)感じさせないところが、彼女の怖いところ」
同作で吉永は30代後半の役も演じている。6年前の主演映画「北のカナリアたち」でも、髪飾りをつけ若作りし40歳の役を演じ、濡れ場までやった。
「たぶん脚本がよくできてるからだろうけど、あんな女優はいない。“無理して若い役をやらなくても”って思うかもしれないが、本人は厳選して出演作品を決めているだけあって、上手だし上品だし…。おばあちゃんに見えないってところが特異点。例えば彼女が孫のいるバアサン役をやったとしたら、全然説得力ないでしょう。ホントにダメな(設定に無理がある)人だったらこんなこと言わないけど、小百合さんが神格化するには意味があると思う」(前出ライター)
実際、この日の質問コーナーでも、観客の中年男性から「吉永先生」と呼ばれ「先生じゃないんですけど…」と苦笑したり、若い女性が「小百合さまに…」と質問したり、確かに吉永は“神”扱いだった。
「小百合さんって地球外生物なんだと思う。それくらい年齢とかステイタスじゃない存在。多分、彼女を知らない外国人が見ても何歳か分からないはず」というのが同ライターの見立てだ。












