ドラァグクイーンと呼ばれる異性装のパフォーマーの元祖であるカルーセル麻紀(75)が22日、東京・港区の駐日ブラジル大使館で行われた映画「ディヴァイン・ディーバ」(9月1日公開)舞台あいさつ試写会に参加。ブラジルのドラァグクイーンのレジェンドで、映画に出演しているデヴィーナ・ヴァレリア(74)と47年ぶりに再会した。

 映画は1960年代の軍事政権下のブラジルが舞台で、現在より自由がない中でステージで自分を貫いた性的マイノリティーを描く。カルーセルとヴァレリアは70年代にフランスで一緒に公演したことがあり、この日再会を果たすと、笑顔でキスを交わした。

 2人はLGBTカルチャーや思い出について語り合ったが、日本では杉田水脈衆院議員の「LGBTには生産性がない」という主張が批判を集めている。カルーセルは「日本の政治家は私たちのことを生産性がないなって言っていますけど、とっても失礼だなと思います」と不快感をあらわにした。

 ヴァレリアも日本は人口が減少しているが、世界的に見れば人口過剰が問題になっていることを指摘した上で「ゲイが(親が)育てられない子供とか、ストリートチルドレンを(養子として)受け入れている」と主張した。