あくまで通過点だ。愛知・名古屋アジア大会のソフトボール決勝(3日、安城市総合運動公園)で、日本は中国を7―0のコールドで下して金メダル。前人未到の7連覇を達成した。

 エース・上野由岐子(ビックカメラ高崎)の登板はなかったが、左腕の後藤希友(戸田中央)が5回無失点の好投。5―0の5回二死満塁のチャンスで9番藤本麗(ビックカメラ高崎)が中前に2点適時打を放ち、歓喜の輪が広がった。上野は「正直7回出ると思っていなかったので、神様からのご褒美だと思ってしっかり受け取りたい」と笑みを浮かべた。

 この日はリリーフでマウンドに上がる予定だったものの、コールドで試合が終了した。「どっちにしても最後は点差が広がっても投げるという話ではあった。コールドで終わるとは思わなかった。多分(宇津木)監督も想定外だったと思う」と苦笑い。それでも「やっぱりケガもあったり、いろんな気持ちにもなったりもしたけど、続けていることに意味があったんだなと。本当に続けてきてよかった」と感慨に浸った。

 アジアの頂に立った。ただ、ここがゴールではない。「私たちにとってはやっぱり通過点で、次のW杯で(ロサンゼルス)五輪の出場権を取るのが一番大きな目標。そこへのステップとしてつながったのは正直ホッとしているし、しっかり切り替えて準備しなきゃという思い」と気を引き締めた。

 7月に44歳となったレジェンドは、早くも先を見据えていた。