ドジャース・大谷翔平投手(32)が3年連続となるワールドシリーズ制覇に向けて準備を進めている。ケガの影響でポストシーズン(PS)では投手として登板しない見込みだが、打者に専念してナ・リーグ球団初の偉業に挑む。
大谷のPSは3日(日本時間4日)の地区シリーズからスタート。4年連続のMVP受賞は絶望的ながら7月上旬までは二刀流で暴れ回り、チームの極太の柱として地区優勝、PS進出に貢献した。今ではドジャースにとどまらずMLBの顔となっているが、突然トップに立ったわけではない。2018年から23年まで在籍したエンゼルスでの〝下積み時代〟をかつての同僚が明かしている。
18年のMLBドラフト20巡目(全体601位)でエンゼルスに入団し、さまざまな球団を渡り歩いた後、今季は台湾プロ野球でプレーしたカイル・タイラー投手(29)が海外メディア「スポーツキーダ」のインタビューに応じ、間近で見た大谷とマイク・トラウト外野手(35)の姿をこう語った。
「トラウトと大谷の2人とプレーできたことは素晴らしい経験だった。自分がチームにいた間、トラウトはほぼずっとケガをしていたけど、リハビリでウエートトレーニングやトレーニングルームでの練習を欠かすことは一日もなかった。大谷翔平は当時も今も天賦の才の持ち主。彼は打撃ゲージで練習を終えるとブルペンで投球練習をして、さらにウエートトレーニングも同じ日にしていた。しかもトラウトと同じように回復や治療のためにトレーニングルームに行く時間を必ず確保していた」
投打のどちらかを特化させるだけでも大変だが、大谷は両方をこなした上、体のケアと強化も怠らなかったという。やることが他の選手の数倍もあるため、必然的に費やす時間も長くなる。タイラーは「トラウトも大谷もクラブハウスにはいつも一番乗りで、帰る時もほぼ必ず最後の方だった。彼らがトップ選手であることに驚くことはなかった。なぜなら、彼らはすべての練習を試合のように捉えて何事にも100%集中し、全力を注いでいたからだ」とうなるばかりだった。
世界のトップ選手が集まるMLBにあっても群を抜いていた努力。大谷にしかできない二刀流はやはり才能だけでは片づけられない。











