大相撲秋場所で1年ぶりの復活Vを遂げた横綱大の里(26=二所ノ関)が念願の〝全勝優勝〟に意欲を示した。

 大の里は28日、茨城・阿見町の部屋で一夜明け会見に臨んだ。昨年11月の九州場所で左肩を負傷したが「(今場所は)左がすごく良くなっていたし、それと同時に右も良くなっていた。ケガをする前と今で、多少スタイルは変わりつつある。そういう相撲が今取れていると思う」と手応えを語った。

 今場所は千秋楽の大関安青錦(22=安治川)との相星決戦を制して、12勝3敗で現役最多6度目の優勝。大の里はこれまで全勝優勝の経験がなく、昨年夏場所では無敗で迎えた千秋楽に横綱豊昇龍(立浪)に敗れている。直近では2021年九州場所の横綱照ノ富士(現・伊勢ヶ浜親方)が最後だ。

 大の里は「全勝優勝をしたいとはずっと思っていた。優勝額に『優勝』と『全勝』の違いもある。全勝優勝の難しさは、横綱に上がる前の場所で感じさせられた。まず一つ成し得てないものがあるので、それに向けて頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。