米女子ゴルフツアーの「アーカンソー選手権」最終日(27日=日本時間28日、アーカンソー州ロジャーズのピナクルCC=パー71)、首位から出た西村優菜(26=スターツ)が1イーグル、5バーディー、2ボギーの66で回り通算21アンダーで初優勝を果たした。初日から首位をキープする完全優勝。2023年の米ツアー参戦から4年目、87試合目にして悲願を成し遂げた。

 苦労人が歓喜の瞬間を迎えた。初日から首位に立つ西村が2位に4打差をつけて迎えた18番パー5をバーディーフィニッシュ。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が持つ大会記録に並ぶ通算21アンダーに並んで初Vを達成した。今大会に参加していた日本勢の渋野日向子(サントリー)や勝みなみ(明治安田)らから水をかけられる祝福を受けると、満面の笑みを浮かべた。

「今日の前半は結構苦しかったんですけど、後半にしっかりエンジンをかけてやろうと思っていました。やっと勝てたなという感じです」とし「特にこの2年間…すみません…」と言葉に詰まるも「物すごく苦しかったので良かった」と素直な心境を吐露した。仲間からの祝福には「待っていてくれてうれしかった」と振り返った。

 米女子ツアー「最終予選会」を突破し、メンバーとなって4年目。今季の最高位は「ダウ選手権」の5位ながら予選落ちは9回。ポイントランキングは103位と低迷していた。西村は「米国に来てからなかなか成績を残せなかったんですけど、ずっと応援してくれている方々がたくさんいて、やっといい報告ができたので良かったです」と語った。

 今大会を中継した「U―NEXT」で解説を務めた茂木宏美プロは「いろんな思いがあったと思う。米国に行ってもすぐに勝つんじゃないかと思われていたところから4年かかって…。本人しかわからない苦しさ、つらさはあったと思います」とし「努力が報われないときでもあきらめずに続けて来たからこそ私たちに(優勝を)見せてくれた。何一つムダにしていないんでしょうね」と指摘した。

 今季日本勢4人目で通算18人目となる米ツアー優勝。歴史に名を刻んだ西村がさらなる躍進を見せてくれるはずだ。