ボクシング4大世界タイトルマッチが27日、トヨタアリーナ東京で行われ、IBF世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦は同級2位サム・グッドマン(27=オーストラリア)が同級1位・西田凌佑(30=六島)を3―0の判定で破り、王座を獲得した。西田は2階級制覇を逃した。

 グッドマンは自身の負傷のために中止となったが、24年に同級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)へ挑戦が決まっていた実力者。テクニシャンの西田に対し、体の強さを利して圧力をかけ、接近戦に主導権を握った。中盤からは距離をとって西田の長いワンツーなどを浴びる場面もあったが、ひるまず前進。8ラウンド(R)にはバッティングで双方に1、10回にはローブローで西田に1の減点が課されたが、最後まで手数で上回って押し切った。

 形式的には井上への挑戦権を獲得。井上はWBA世界バンタム級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)戦が実現しなければフェザー級転向を示唆しているが、グッドマンはリング上のインタビューで「相手がモンスターであれ、誰であれ、自分に試合を挑んでくるならかかってこいという気持ちでいる。最強と戦えるなら、そんなに素晴らしいことはない」と井上へン挑発的なメッセージを送った。