ボクシング4大世界タイトルマッチ(27日、トヨタアリーナ東京)が行われ、WBC世界スーパーフライ級王座決定戦は、同級1位・坪井智也(30=帝拳)が同級2位のリカルド・マラジカ(南アフリカ)に1―2の判定負けを喫した。

 第1ラウンド(R)、バッティングによって前頭部から出血するアクシデントに見舞われた坪井は、冷静にジャブを突いて打開を図る。得意の高速連打などで積極的に有効打を狙うもマラジカを崩し切れず、リング上は壮絶な打ち合いへと発展した。

 第8R終了時の公開採点ではリードを奪っていたが、終盤の4Rで逆転を許して痛恨のプロ初黒星。国内最速タイとなる、デビュー5戦目での世界タイトル獲得はかなわなかった。

 右眉付近にも裂傷を負い、フルラウンドを戦い抜いた末の顔面は文字通り〝血だるま〟状態に。傷の治療を優先するため、試合後の会見は行わずにそのまま病院へと直行した。

 アマチュア時代に世界選手権を制し、プロ転向後も4戦無敗とエリート街道を突き進んできたが、あと一歩のところで世界の高い壁に阻まれた。