ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ(27日、トヨタアリーナ東京)の前日計量が27日、都内で行われ、王者・井上拓真(30=大橋)は53・4キロ、挑戦者の同級1位・那須川天心(28=帝拳)は53・5キロでパス。那須川の弟でキックボクシングRISEスーパーフライ級王者・龍心(20)は、兄に特撮の「ウルトラマン」に登場するバルタン星人のような相手を幻惑する戦いを期待した。
那須川は昨年11月に拓真にキックボクサー時代を通じて初の黒星を喫し、今回はプロ格闘技人生で初の雪辱戦。この日、会場に駆け付けた龍心は19日に大崎一貴に雪辱を果たして王座を奪取しており「(兄から)お前が勝てば俺も勝つと言われていて、勝ってつなげた。後は兄として最後しっかり回収してくれよ、というのはあります」と勝利のバトンを託した。
雪辱戦は2戦2勝で「慣れている」といい、リベンジのカギを「マジ気持ちだと思う。その執念というか、少しでも油断が出るとダメ」と力説。「そこは天心も分かっていると思う。そういうのをふつふつと感じるので、期待できます」と兄を信頼している。
那須川はこの日、ロック歌手の故忌野清志郎のTシャツを着用。その意味を「ロックで行くんで、今回の試合。自分のエネルギーをぶつけるだけ」と説明した。一方、龍心はバルタン星人が分身するように瞬間移動(テレポーテーション)する場面が描かれたTシャツを着用。兄のTシャツと同じく、メッセージが込められたものなのか。
その意味を問うと「テレポーテーション、テレポーテーション、テレポーテーションファイトですよ」と、同じ言葉を3度も繰り返し、兄に宇宙忍者の異名を持つバルタン星人のごとく相手を幻惑する戦いを期待した。
兄は弟の思いに応えることはできるか。













