ボクシング4大世界タイトルマッチが27日、トヨタアリーナ東京で行われ、WBO世界ミニマム級暫定王座決定戦は同級1位・松本流星(28=帝拳)が同級3位ラッセル・アコスタ(27=メキシコ)を3―0の判定で破って王座を獲得した。

 全勝同士の対決。松本は序盤から左ボディーを中心に攻め込むが、アコスタの巧みなカウンターを浴びる場面も目立った。しかし、終盤にはボディー攻めのダメージでやや動きが落ちたアコスタを手数で上回り、最大8点差をつけて押し切った。

 松本はWBA同級正規王者だったが、同級スーパー王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)に次ぐ地位で、他団体王者との統一戦が認められないため、「強い相手と戦えるように」と6月に同王座を返上していた。8月に結婚した依舞夫人が会場で見守る中で2本目の世界ベルトを手にし、リング上のインタビューでは涙。「ほっとしていているのと、今日、来ている子供たちみたいに世界チャンピオンになりたいという夢をもってここまでやってきて、夢に向かって強く頑張れば、夢はかなえられるというのをお見せできてよかったです」と喜びをかみしめた。

 今後は、WBO正規王座も保持するコラーゾの動向次第で正規王者昇格の可能性もあるが、「今日のままじゃ、まだまだだと思うので、ボクシングの幅を広げていって、松本が一番強いといわれるようなスーパーチャンピオンになりたい」と慢心せず。この試合の後には、同門の坪井智也と同い年の那須川天心の世界戦が控えており「天心、坪井先輩、やりましたよ。いいバトンをつなげたと思うので、あとは任せました」と、期待のメッセージを送った。