悔しさがあふれ出た。愛知・名古屋アジア大会男子110メートル障害決勝(27日、パロマ瑞穂スタジアム)で、日本記録保持者の村竹ラシッド(JAL)が13秒29で銀メダルを獲得。目標の金メダルには届かなかった。

 今大会前に行われた世界アルティメット選手権では6位入賞。今季は苦しい走りが続いており「悩んで心身ともに良くない状況ではあった」というが「ボロボロの状態でもファイナルに立てたことが自信になった」と手応えをつかんだ。26日の予選は13秒27の全体1位で通過。「やっと思い切り走れるような感覚が戻ってきて、うれしい」と手応えをつかんだ。

 競技外では競馬が大の趣味。昨年の世界選手権で5位入賞後は競馬関連の仕事が殺到した。昨年末には「陸上よりも競馬のことばかり仕事をもらっている」と苦笑いを浮かべることも。ただ、中山大障害(中山芝4100m)のプレゼンターを務めることが決まった際には「いろんなジョッキーの方とお会いできると思うので楽しみ」と目を輝かせていた。

 かねて「競馬のファンをこっち(陸上)に呼び込むのを目標に頑張る」と語っていた村竹。しかし、決勝のレースは思うようにリズムをつかめず、中盤以降も伸びを欠いた。後半は中国選手に差され、無念の2位だった。