23日に最終回を迎える玉森裕太主演のテレビ朝日系ドラマ「マイ・フィクション」で、玉森演じる正樹=祐介(同一人物)に残るナゾとなっている「岡崎」(もりりょう)がどうなったのか気をもむ視聴者もいる。

 妻(宮澤エマ)と平凡だが幸せなニュータウン生活を送っていた介護士の正樹が、ある事故を機にアイデンティティーを巡る渦にのみ込まれる。実は記憶が改ざんされており、以前は警察官の祐介として、別の妻(森川葵)と暮していたことを思い出す。ところが祐介のさらなる正体が判明。自分はいったい誰なのかという解明行動が、奇怪な世界を浮かび上がらせた…。

 記憶改ざんは警察による〝犯罪者更生プログラム〟の実験で、警察官を名乗っていた祐介は実験を行う製薬会社の研究員だった。祐介はこれに関わるのは本意ではないとして、自身の記憶を改ざんして他人になる挙に出た。記憶消去は他の関係者もできたが、改ざんは祐介だけがその技術を持っていた。

 祐介から人格が変わった正樹には、別人の記憶が刷り込まれていた。それが第2話で登場した岡崎なる男性。X(旧ツイッター)には「岡崎どこいった????」「岡崎はどうなった」「なぜ正樹(祐介)に岡崎の記憶があったの?」などと指摘や真相解明を望む視聴者の投稿が寄せられている。

 妻を含む周辺の人たちから突然、自分を「知らない」と言われた正樹。知り合いに自分の身元証明をしてもらおうと、大学時代に同じ研究室にいた現准教授を尋ねる。准教授も正樹に「あんた、誰だ? 岡崎の知り合いか?」と困惑する。学生時代のエピソードを語っても、その逸話の主は岡崎だという。図書館でアルバムを開くと、研究室メンバーの記念写真で、自分が写っていたはずの立ち位置にいたのは見知らぬ顔の学生。キャプションには「岡崎史也」と記されていた。

 記憶を操作して正樹になる過程で、岡崎は〝混入〟されたのか。岡崎は先進ロボティクスに関わる研究室所属で、量子力学の講義も受けていた。こうしたバックグラウンドが記憶改ざんの技術に関係しているとすれば、その影響は大きい。3話以降は出てこない岡崎。正樹=祐介の正体解明への〝ラスト1ピース〟となっている。