元ジャングルポケットの斉藤慎二被告(43)が手掛けるバウムクーヘンのスタッフが初めてメディアの取材に答えた。不同意性交等と不同意わいせつの両罪に問われている斉藤被告は5日の公判で検察側から懲役7年を求刑された。スタッフは普段の姿を知っているだけに事件について「信じられません」と首を横に振った。

 斉藤被告は2024年7月、東京・新宿区に駐車されたロケバス内で初対面だった女性Aさんに複数回、性的行為をしたとされる。Aさんとともにバラエティー番組のロケに出演者として参加していた。

 事件の影響は大きく、同年10月に書類送検され、吉本興業からマネジメント契約を解除された。芸人としての活動は困難になり、昨年春から全国各地でバウムクーヘンの移動販売を開始した。

 バウムクーヘンのスタッフが一連の事件、公判を巡り、メディアの取材に答えるのはこれが初めて。事件には「信じられません」と首を横に振った。普段の姿を知っているだけに結びつかないようだ。

 Aさんが被害を訴えていることを踏まえて「これ以上は何も…」と口を閉ざす。バウムクーヘンの販売は斉藤被告ありきであるため、有罪判決が確定すれば継続は難しいとの見方を示した。

 一方で「斉藤さんは、根は優しくていい人」だと指摘。販売自体には懸命に取り組んでいると話す。接客は「丁寧」で、「商品を入れる袋などに手書きでサインして渡しています」という。多い時は一日で100人ほどの行列ができ、一日あたり1000人弱に販売したと説明した。

 斉藤被告は客に持ちギャグ「はぁ~い!」を披露する。行列ができればその分、発声してのどを痛めそうだが、「斉藤さんいわく、『腹式呼吸で発声しているから声は枯れない』そうです」。

 斉藤被告は、バウムクーヘンには群馬・高崎市のバウムクーヘンブランド「ガルバ」が関わったことを公表している。昨年5月に一部週刊誌で、斉藤被告によるガルバの商品の転売疑惑を報じられたが、当人は同月、バウムクーヘンの公式インスタグラムでこれを否定した。

 前出スタッフによれば、斉藤被告はガルバとともにレシピを考え、ガルバに製造を委託。ガルバのバウムクーヘンとはレシピが異なるそう。客に製造過程を質問された場合、「ガルバとOEMを結んでいます」と説明しているという。OEMとは、自社製品の製造を他社に委託することを指す。

 バウムクーヘンの販売などを巡ってはAさんが今月5日、東京地裁であった第6回公判で「言葉にできない悔しさと怒りを感じた」と吐露。SNSでも賛否両論を寄せられている。

 次回販売は同13日、山形市で行い、斉藤被告も店頭に立つ予定。どんな表情で現れるか。