弥彦競輪FI「KEIRINライジングスターズ」は11日に開幕し、A級予選の4Rで大ベテランの宮倉勇(62=千葉)が3着に食い込み、7月玉野以来、3場所ぶりの準決進出を決めた。
いきなりの窮地に誰もがちぎれると思ったに違いない。後ろ攻めから前の辺見竜馬が打鐘を目がけて動くと踏み出しで口が空き、前受けの真砂英作と中団にいた川野深が2車となった東日本ラインの後位を狙った。それでも宮倉は「あそこは追い上げないとね」と安易に下りようとはせず、前を追った。
打鐘4角では3車並走となり、ホーム手前から真砂との一騎打ちとなったが「前の辺見君と目が合って、外並走だったのを分かって待っていてくれた」と発奮。最終バック付近で踏み勝ち、そのまま流れ込んだ。
宮倉は「何とか車券に貢献できて良かった」とホッとした様子で汗をぬぐっていたが、絶体絶命の状況から巻き返してきたベテランの奮戦ぶりには24歳の辺見も驚くばかり。「後ろで浮いていらっしゃるのは見えていました。少しペースに入れるのを長めにしたのは確かですが、僕もきつかったぐらいです。僕の父親と年齢も変わらないのに、すごすぎます。尊敬しかないです」と目を白黒させた。
2日目の5R準決勝は藤田祐大―藤原憲征の強力本線の3番手を得た。2024年11月青森以来となる決勝進出もひょっとしたら、ひょっとするかもしれない。












