岐阜競輪ナイターGⅢ「開設77周年記念 長良川鵜飼カップ」は26日に開幕し、4Rでは7月に茨城から岐阜に移籍した吉田有希(25=岐阜)が2着で二次予選に駒を進めた。地元の川口公太朗を背に魂の全ツッパでワンツー決着。移籍後初の地元記念でファンの期待に応えた。
やはり大事なのは気持ちなのだろう。川口のスタートを決め、前受けした吉田に迷いはなかった。「作戦会議の段階からタギっていました」。その思いは後ろの川口にも「有希の気持ちがひしひしと伝わっていた」という。〝らしさ〟を発揮できずに終わった前回の富山GⅡ共同通信社杯とは、まるで別人のようだった。
8月末の前橋記念で使っていたフレームに戻したことも吉と出た。一度は「捨てようかと思ったフレーム」だそうだが、再び見直して練習で使ってみると感じが良く、今回も「ずっと踏めている感じがあった。終始、余裕もあったし、まだまだ行けそうな感じだった」と好感触だった。
バンク外でも底抜けに明るく「岐阜の皆さんにも本当に良くしてもらっている」というが、環境の変化に対応するのは簡単なことではない。「今まで敵として戦って特徴は分かっていたつもりでも、味方になると印象が変わったりするし、逆に関東の選手たちは僕の特徴を分かっていて、どうすれば潰れるかも知っている。そういう点での難しさはありますね」と実感を込める。
ただ、バンクの上を疾走することに変わりはない。「レース中は無我夢中だった」ことで本来の輝きも戻ってきた。2日目(27日)は6R二次予選でやはり地元の川口聖二―不破将登に前を託された。相手は新田祐大―渡部幸訓―佐藤和也の北日本に、依田翔大の後位を古巣の佐藤礼文―河野通孝が固める関東勢と手ごわくなるが、味方の援護を信じて突き進むだけだ。












