王者へのリベンジ実現へ待ったなしだ。格闘技イベント「ONE SAMURAI 2」(8日、EBARA WAVEアリーナおおた)で、元K―1の2階級制覇王者・野杁正明(33)が王座奪取を誓った。

 野杁はこの日行われた「ONE SAMURAIフェザー級キックボクシングトーナメント」1回戦でリウ・メンヤン(中国)と対戦した。2024年12月に判定負けを喫した相手に対し、開始早々カーフキックでふくらはぎを打ち抜いてバランスを崩すなど有利に展開。最後は左のパンチでこめかみを打ち抜き、1ラウンド(R)2分59秒で圧巻のKO勝ちとなった。

 この結末にチャトリ・シットヨートンCEOは「野杁のベストファイトかもしれない。KOパワーが素晴らしかった。すごい」と感嘆。野杁は「この試合に向けてきつい練習をしてきたんで。正直今回は練習中に泣くくらいきつくて…。負けたら2連敗ということもあってメチャクチャ怖かったんですけど、チームみんなの支えのおかげでこうして終われて本当によかったです」と安堵の表情を見せた。

 さらに相手を「1戦目と比べてあまり攻めてこなかった印象があって…」と振り返る。そして「フィジカルトレーニングを重点的にやってきた成果が出たというか。フィジカル負けもしなかったし、パワーも感じなかったので、やってきたことが全て出たと思ってよかったです」と手応えを口にした。

 トーナメント覇者はONEキックボクシング世界フェザー級王者のスーパーボンへの挑戦権を得ることになる。野杁にとっては昨年11月に敗れている相手とあって「スーパーボン選手にリベンジしてベルトを巻くことが目標なので、そこに向けてやっていければと思います」と力を込めた。このまま因縁の相手の前に立つことができるか。