シンガーソングライターの高山厳(74)が8日、東京・文京区の「BAR MY PLACE」で弾き語りライブを開催した。

 高山は1971年に、ばんばひろふみ、今井ひろしとフォークグループ「バンバン」を結成し、大阪を中心にしていたが自分の活動を優先するため脱退。75年7月に「忘れません」でソロデビューを果たした。

 高山は「令和8年8月8日、なんとなく良さそうな日ですね。今日は暑いから海をテーマに歌えればいいかなと思っています」とあいさつしてライブをスタートした。

左から丸山ももたろう(Gt)、高山厳(Vo)、鈴木慶子(Vn)
左から丸山ももたろう(Gt)、高山厳(Vo)、鈴木慶子(Vn)

 中盤には美空ひばり「愛燦燦」(1986年)、小椋佳「さらば青春」(76年)のカバーを披露して、こんなMCを続けた。

「この間、BSフジの歌番組『昭和歌謡パレード』でご一緒した小椋さんが、気になっているアーティストとして私の名前を挙げてくれて『高山くん、僕、歌作るから』って言われまして…。ドッキリかなと思いましたよ!」とうれしい知らせをファンに報告。

 数々の名曲を提供したことで知られる大作曲家からのオファーに「まじめにコツコツ頑張ってきて、ご褒美かなと思いました」と頬を緩ませた。

 フォーク中心に音楽活動を始めた高山はソロデビュー後、しばらくニューミュージックに軸足を置いた。だが、歌謡曲の世界に踏み込むまでは苦労の日々でもあった。

MCでアーティスト生活を振り返った高山厳
MCでアーティスト生活を振り返った高山厳

「僕にはあまりジャンルという意識はなかったんですけど、ニューミュージックに迷っていた時に歌謡曲に挑戦することになりました。隣り合わせなんだけど、表現の方法が違うんですね。最初は自分で楽器を持たずにハンドマイクで歌うことに違和感もあったけど、結果的にはカップリング曲だった『泣かされたって』を聞いた浜圭介さんが『心凍らせて』(92年)を作ってくれることになって。縁というのは不思議なものですね」としみじみ振り返った。

 暑さをもろともせず高山は、この日は全18曲を熱唱。「次回は11月1日、またこの場所でお会いしましょう」と締めくくった。