いわき平競輪ナイターFⅠ「東京スポーツ杯」は1日、2日目を開催しS、A級ともに決勝メンバーが出揃った。混戦模様のS級決勝は中部単騎の村田祐樹(27=富山)に佐々木真也(31=神奈川)がマーク。このセットも強力だ。

 単騎と思われた決勝だが、得点最上位の佐々木真が番手に名乗り出たことで即席ながら強力なラインが出来上がった。もちろん村田も望むところで「単騎で良かったことがあまりないので、ラインができるのはありがたいです」と素直に歓迎した。

 今節は未勝利だが、先行泣かせの平バンクで2走とも長い距離を踏み切っての結果。内容には合格点を与えていい。準決は「内を空けてしまって(松岡辰泰に)来られてしまったので」と、ラインを機能させられなかった反省点は残るものの、その動きがあるのも村田の先行力が評価されているからこそ。マークを表明した佐々木真も「普段から競走は見ていて、あの強さは魅力」と決断に時間はかからなかった。

 今回はフレームを乗り比べるため、自転車3台を車に積んで6時間かけて平には前検前日入り。準決は初日とは違うもので臨み「初日よりはいいかなという感じ。決勝はこのまま行こうと思います」。結局は前回富山FⅠで乗っていたものに戻した形だ。

 次節のGⅠオールスター(松山・8月11~16日)に続き、来月には地元富山でのGⅡ共同通信社杯(9月18~21日)が控える。勝負の夏へ、今の数字ぐらいじゃ物足りない。「いいレースをしながら、少しでも調子を上げていければと思います」。控えめで静かな口調に、強い決意がにじんでいる。