防府競輪FⅠ「創刊60周年 九州スポーツ杯争奪戦」は8日、2日目を開催した。準決12Rでは地元の御大・桑原大志(50=山口)が1着で勝ち上がりを決めた。
山口輪界最初のS班経験者で精神的支柱でもある桑原が昨年12月広島以来の決勝進出を果たした。タオル投げのファンサービスを終え、取材ゾーンに引き揚げて来ると「何年走っていても緊張する」と表情を少し和ませた。
地元ファンを喜ばせ、うならせた。初連係だった同じ中国の新鋭・猿楽楓樹が赤板前からフルスロットル。一本棒で打鐘、最終ホーム、バック…とグングン飛ばす。6番手から治田知也―芦沢大輔の関東勢が猛然と迫ってくるが、男気をムダにはしないと、桑原は3角手前で外に振って治田をブロック。そして、死力を尽くす猿楽をギリギリまで引き付けてから絶妙なチョイ差し。ラインを組んだ仲間に感謝し「幸せな競輪人生。うれしい限り」と振り返った。
初日のレース後すぐに工具を持って自転車調整に着手し「メジャーと戦い、何となく見えた」とセッティングで上積みにも成功。万全の状態で最終日に臨める。強豪ばかりの決勝戦。これがS級初決勝の猿楽に「競輪の経験値を上げてほしい」と好きに走らせてから、ひと踏みに懸ける。












