フジテレビは7日、同局ドラマ「夫婦別姓刑事」(火曜午後9時、6月23日最終回)でW主演した俳優の佐藤二朗と女優の橋本愛をめぐる一連のトラブルについて、声明を発表した。
一連の件をめぐっては「夫婦――」の撮影で共演した佐藤が橋本の楽屋に乗り込み、キャリアを全否定する発言をしたなどと「週刊文春」で報じられた。フジテレビは外部の弁護士に調査を依頼した結果、佐藤の行為を「深刻なハラスメント」と認定したとしている。
声明によると、橋本には過去にハラスメント被害を受けてトラウマがあるため「キスシーンやベッドシーン等の場面がある場合には、実前に相談の上、インティマシーコーディネーター等の専門家を関与させること」など「演技上の配慮に関する実項」があった。これを佐藤側のマネージャーには共有。その後「男性俳優の演技に影響が生じかねない」として佐藤本人には知らされてなかった。
撮影中には、佐藤が橋本の顔に触れる場面があったというが「女性俳優側は、このときの男性俳優の接触をセクシャルハラスメントであるとは受け止めておりません」と説明。他にもアドリブで接触がある演技などが多かったことから、制作サイドが話し合いの場を設けようとしたところ、佐藤が「二人きりで話したいとして女性俳優の楽屋を訪れたとの連絡が入りました」という。そこで佐藤から「演技に制限があるのであれば事前に言うべきである」という旨の発言があったとし「この段階で、当社コンプライアンス部門にも報告されています」とした。
この話し合いの後、再度佐藤が橋本の楽屋を1人で訪れて「俳優活動に関する自身の考えを伝える場面がありました」という。橋本の様子について「男性俳優の訪問が突然であったことと、その発言の内容や口調の強さに激しく動揺し、しばらくの間、女性俳優は涙が止まらない状態になりました」と記した。
これらを踏まえた上で、フジテレビのコンプライアンス部門は「男性俳優の発言内容に加え、両俳優の関係、発言がなされた経緯や状況、口調の強さ等の発言態様を総合的に考慮」したとして「男性俳優の一連の言動は女性俳優に受忍限度を超える精神的負荷を与えるものであり、女性俳優側に非はなく、ハラスメントと評価されるとの見解を示しました」とつづった。
また「男性俳優側と女性俳優側との間において一定の解決が図られるよう、両者間の協議の仲介にも努めてまいりました」とし「この協議の過程では、男性俳優側から女性俳優側に対して、謝罪したいとの意向が示されましたが、最終的な合意に至らない中で、本件が報道により公となりました」と再度説明した。












