アイドルグループSKE48の鎌田菜月(29)による初の児童書「水族館の達人に聞いてみた ~ぜったいに行きたくなる37の発見~」(くもん出版)が発売された。元京都水族館館長で現在、日本モンキーセンター附属動物園長を務めている下村実氏との共著で、読み進めるうちに「今度水族館に行こう」と思えてくる一冊だ。なぜ現役アイドルが児童書を出版することになったのか。

 鎌田は昨年4月に1st写真集「やさしい日差し」(KADOKAWA)を発売。それから1年後、今度は児童書を出版することになった。テーマは水族館。昨年5月に、くもん出版から話が来たというが「くもんさんからお声がけをいただいたのがきっかけですが、自分でも正直まさかでしたね」と本人もビックリのオファーだったという。

 くもん出版では昨年3月にもNMB48の水田詩織(今年3月にグループを卒業)の著作本「サル好きアイドルが飼育員さんに聞いてみた」を出版している。今回は海遊館、すみだ水族館などの立ち上げや運営に携わり、京都水族館では館長を務めた経歴を持つ下村実氏との共著で、水族館の魅力を臨場感を持って伝えたいということから「小さいころから名古屋港水族館にはよく行ってました。毎年夏には家族で伊勢志摩の方に旅行に行ってましたが、その行程には必ず鳥羽水族館(三重)が入っていました」という水族館大好きアイドルの鎌田に白羽の矢が立った。

「下村さんは私がひとつ、不思議だなと思うことがあったら、いろいろなエピソードを交えて10や100で返してくださる。だからすごく楽しかったです。ポピュラーなお魚についてのお話だけでなく、飼育員さんの視点からの水族館を知れたことは興味深かったです。水槽に注目してみたり、魚になぜその名前が付いているのかなど、純粋な疑問から、これまで思ってもみなかった視点をもらえたのはすごく大きかったです」。SKE48「二次元同好会」の会長やラジオ番組のパーソナリティーを務め、将棋、歴史など多種多様な分野に造詣の深い鎌田だが、水族館のエキスパートである下村氏との共同作業は大きな刺激となったようだ。

 日本モンキーセンター飼育員の阿野隆平氏によるイラストを全面に配し、水族館を訪れたときのような楽しさが感じられるデザインも特色となっているだけに「ページをパラパラとめくっても楽しい内容になっている本書ですが、それはこのイラストのおかげでもあります。個性が光る水族たちを日本モンキーセンター飼育員の阿野さんが、魅力たっぷりに描いてくださいました」と鎌田はにっこり。「この本は会話形式なので、読みやすいですし、しっかり読んでもらえるだけの内容になっています」と自信の一冊となっている。

「読書好きの家族に恵まれ、小さい頃から本と一緒に育ちました。今回SKE48として本を執筆する機会をいただけたことは、本好きとしてもとてもうれしく、幸せに思います!」。アイドル14年目にして新たなチャレンジできたことに鎌田は感謝している。