3日間にわたり熱戦を展開してきた広島競輪S級シリーズ(FⅠ・西日本カップ/九州スポーツ杯)は最終日の21日に決勝戦が争われ、古性優作(30=大阪)が昨年7月和歌山以来となる優勝を飾った。
衝撃の光景だった。上田尭弥(23=熊本)がけん引する熊本トリオに対して、4番手に立て直した島川将貴(26=徳島)がホームから猛然と巻き返しに向かうと、6番手にいた古性は、外を迂回せずに2列並走の真ん中に突っ込んでいった。
「島川君が外に膨らんでくるかと思って中を突っ込んだら踏み止めてなくて、ヤバい!と思った」
次の瞬間、まるで透明人間になったかのように間をすり抜けると、後は独走でゴールを駆け抜けた。上田は「横を通過されるときのスピードがすごかった」と口あんぐりで、古性の後位にいた皿屋豊(38=三重)も「あれを付いていくのは無理…」とお手上げ。ライバルも動揺を隠せないほどのアクロバティックな走りで衝撃を残した。
「今回はサマーナイトフェスティバルの出場権を取りにきた」というノルマを選考期間ラストの開催で獲得する勝負強さも際立った。今年のGⅠ初戦の2月の全日本選抜(川崎)は、あっ旋しない処置のため参加できなかった分も、次走のGⅠ日本選手権競輪(京王閣・5月4~9日)で大暴れしそうな予感がプンプンだ。












