波瑠と麻生久美子がダブル主演の日本テレビ系ドラマ「月夜行路―答えは名作の中に―」は、5月6日の第5話から新たな章に入る。文学マニアで作家志望のバーのママ・ルナ(波瑠)の内面に迫る展開となりそうだ。

 涼子(麻生)の元カレ捜し大阪編は29日の第4話で最終章を終え、一応の区切りをつけた。夫・菊雄(田中直樹)の浮気を疑う涼子は、見つけた名刺に記された高級バーへ突撃するはずが、人違いして客引きするバーに吸い込まれ、ルナと出会う。自分を顧みない菊雄とは対照的に、学生時代に切ない別れ方をしたカズト(作間龍斗)との再会への思いが募り、それを知ったルナに相手の地元大阪へ連れて行かれたのだった。

 いわばシスターフッドで結ばれたような涼子とルナ。一方でルナは「私の何を知ってるの?」と自分を好意的にみる涼子に冷たく言い放つ。感情が不安定になったかのようなルナがそんな一面をさらけ出したのが22日の第3話で、この放送回では父親との確執をにおわせる言葉と回想シーンが盛り込まれた。

 高校同級生の刑事・田村(栁俊太郎)から、実家で「お前んちのオヤジさんの話になった」と振られたルナ。地元民はみんなが「オヤジさん」の世話になっており、「連絡は?」の問いに「とってない」と気乗りしなさそうに答えた。

 その後、原稿らしき紙束が踏みつけられ、階段を上っていく男性の後ろ姿を映した回想が挿入される。父を示唆するような男性。内面もバックグラウンドも謎めくルナに影を落とす男の1人だ。

 ルナは「ダーリン」と呼ぶ男性の存在を自ら明かしている。「一番の理解者」だといい、「彼も文学が好きで、私らしい小説を書いてほしいと言ってくれてます」とノロケも。贈られた万年筆を大事にしている。「もう長いの?」と涼子に聞かれて「かなり」と答えたが、気まずいのか話題を変えてしまった。オープンにし切れないところは「影」を感じさせる。

 4話は、涼子のコールには出ない菊雄がルナと電話で連絡を取って大阪で会う場面で終わった。菊雄は大手出版社の文芸部長。Xでは「ダーリンは菊雄ってこと?????」「菊雄はダーリンではない」などと半信半疑の様相だ。

 ルナは、涼子のことを「姫」と呼ぶLINE通信も何者かと交わしている。ルナの周辺に涼子のほか関係が深い女性はあまり登場しておらず、こちらも男性の可能性が否定できない。

「父」に「ダーリン」、LINE相手という〝男たち〟がルナの人格を形作ってきたのか…。