米ABCの人気トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」の司会者ジミー・キンメル(58)が先週、同番組内で米ファーストレディのメラニア夫人を「夫の死を待つ未亡人のよう」と揶揄(やゆ)した発言をめぐり、米連邦通信委員会(FCC)は同局を含む8つのテレビ局を傘下に持つウォルト・ディズニー・カンパニーに対し、放送免許更新を前倒しで行うよう命じた。米公共放送メディア「NPR」などが28日報じた。
これはキンメルの発言が「違法的差別行為」などFCC規定に抵触する可能性を調査するよう求めたもので、大手放送局の事業免許の妥当性について精査するのは異例の措置。
問題となったのは、米ホワイトハウス特派員協会夕食会でのスピーチを模した同番組のオープニングトークで、キンメルは「メラニア夫人をご覧ください。とても美しい。あなたはもうすぐ未亡人になるかのような輝きを放っている」とのジョークを飛ばした。この発言が放送されたのは、銃撃事件が起きた26日の同特派員協会夕食会の3日前だった。
だが、この〝笑えないジョーク〟にはトランプ大統領支持者らから批判が殺到。トランプ氏もキンメルは「直ちに解雇されるべき」と訴えた。
FCCのブレンダン・カー委員長は、ホワイトハウスのスティーブン・ミラー副首席補の妻ケイティ・ミラー氏が司会を務めるポッドキャスト番組に出演し、ABCと親会社であるディズニーを批判した。
その上で、今回の放送免許更新の前倒し措置について、FCCは放送事業者の運営に重大な懸念がある場合、公共の利益に資するかどうか放送免許の再審査することができると説明した。
ディズニー側はこれに反発。「FCC規定を忠実に順守し、地域社会に信頼できるニュースと公益番組を提供してきた」と主張している。












