ボートレース下関のプレミアムGⅠ「第22回マスターズチャンピオン」は21日、予選2日目を迎える。
初日は瓜生正義(45=福岡)がドリーム戦を制したほか、浜野谷憲吾(47=東京)が連勝、最年長の西島義則(59=広島)が1、2着の好スタートを決めたが、女子レーサー・寺田千恵(52=岡山)の足色も見逃せない。
イン発進(1号艇)のオープニング1R、ゼロ台スタートで踏み込んだ2、3コースの仕掛けを許さず、コンマ11のスタートから風格さえ漂う逃げ圧勝劇。前検日のスタート特訓で見せた軽快な足色が本物だったことを実証した。
「試運転で石川真二(51=福岡)選手に出足がいいね、と言われたので、スタートをいくだけ、と思っていました。スリットでは江本真治(46=山口)選手が前にいたけど、追いつきましたね。今日だけは有頂天な気分でいます(笑い)」。早い段階で機力の裏付けがあるなら、希望の道はまだまだ続きそうだ。
寺田の〝ボート史塗り替え未遂〟は20年前の2001年6月、からつSG「第11回グラチャン」。女子選手で初めて、SG優勝戦の1号艇を勝ち取ったのだ。
運命の優勝戦は意表を突いて(前づけではなく寺田の内から)インを狙った上滝和則(現選手会長)を制してインを死守したが、あまりにも進入が深くなりスタート不発。意地=1号艇の責任感を貫いた(イン死守)がゆえの敗戦だった。
この鮮烈な一戦からほどなく、女子の最低体重が45キロから47キロに変更されたのは、寺田の技量によるものだろう。
これまでの「マスターズC」では高橋淳美(57=大阪)と日高逸子(59=福岡)に優出2着があるが、寺田は〝その上〟を狙える可能性を秘めている。今節は夫の立間充宏(46=岡山)という名参謀がついているのも心強く、有頂天になるのは25日(最終日)まで待っても遅くはない。












