◇福島勇樹(46)東京支部87期
15日に終了した宮島では予選トップ通過。準優勝戦では前づけ艇の影響で起こし位置が100㍍手前になるもインから冷静にコンマ07のトップスタートを決めてきっちり逃げ切り。優勝戦もコンマ07のトップスタートから押し切った。これで3月のまるがめから江戸川→からつ→宮島と4節連続優出、3節連続Vとなった。
この快進撃に自身も「最近はずっといいです」と手応え十分。優勝戦に向けて「ずっといいので高い基準で調整する」と話したようにハイレベルな仕上がりを求めるなど好循環モードに突入している。
昨年は平島の正月戦でF。3月のからつGⅠ71周年記念でもFを切り3月中旬から6月中旬まで戦列を離れた。2025年後期勝率も5・52と落ち込みA2級に降格となった。
しかし、F休み後はしっかりと流れを変えた。2026年前期勝率6・58をマークして、すぐにA1復帰。さらに2026年後期適用の級別審査期間がスタートした11月からはさらに加速している。特に今年に入ってからは6優出3V。9節に出場して予選敗退は2月の多摩川GⅠ関東地区選のみという安定ぶりだ。勝率も7・45と自己最高を更新するペースだ。
その要因については「ペラ調整がうまくいっているというのはあると思います」と明かす。その一方で「ツイてます。たまたましかないと感じ。この年に何かを変えるというのも難しいですし、特に何かを変えたとかいうこともない。スタート、ターンは下手くそだし課題だらけ。本当に運がいいとしかいいようがない」と控えめな姿勢を貫く。
10月の尼崎SGダービーの選考勝率は7・30。選考期間が終了する7月31日まで2か月半を残すものの、最近3大会のダービー出場の勝率ボーダーは2023年=7・20、2024年=7・15、2025年=7・11。このペースなら出場の可能性は高い。
ダービー出場なら2014年7月のまるがめオーシャンカップ以来12年3か月ぶりのSG出場でダービーは初となる。SG10大会に出場した経験があるだけに最高峰への舞台へのチャンスがあるとなれば、その思いは強くなるはずだ。
再びSG舞台へ――。今後の目標については「そういうのは若い時にちょっとあったぐらいで今は特にないですよ」と穏やかに笑う。決して思いを表に出すことはない。静かに胸の中で闘志を燃やし、冷静に目の前のレースに集中する。












