4月17日に72歳の誕生日を迎えるTHE ALFEEの高見沢俊彦を祝う特別回として、BS朝日「高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ」(毎週金曜午後10時30分)の放送を目前に控え、番組初のトークイベントで登場した「熟成バスクチーズケーキ」が、すでに異様な熱気を帯びている。
イベントではデザートとして提供されたにもかかわらず、その存在感は完全に主役級。高見沢は「熟成させることで、うま味成分が増すんですよ」と語り、独自の二段熟成製法による濃厚なコクとうま味を解説。その一口で空気は一変し、「すっげえうまい!」「これ、チーズですね!飯が食える!」といった声が飛び交うなど、甘味の枠を超えた〝食事級チーズ〟という評価が現場を支配した。
さらに印象的だったのは、トークの合間にケーキを頬張る姿そのものが観客の歓声を呼び、演奏もないのに会場が沸くという現象。〝食べる行為がエンタメ化する〟という前代未聞の光景が広がった。
この熱量がそのままオンエアに乗るとみられ、放送前にもかかわらずファンの間では「誕生日は同じケーキで祝う」という動きが拡大。「同じ味を共有したい」「放送前に確保すべき」といった声がSNS上で急増している。〝アル中〟と呼ばれるアルフィーファンのコア層の購買力を踏まえれば、放送をきっかけに需要が爆発する可能性は極めて高い。しかも浜松での催事も控えており、「テレビの出方次第では在庫が一気に動く」と関係者は警戒を強める。
この〝熟成バスク旋風〟の裏側には、開発秘話がある。手がけるのは株式会社ビースリーの代表取締役・田和充久社長。もともとIT業界出身で、パティシエ経験はおろか料理すらほとんどできなかったという異色の経歴の持ち主だ。
それでも「理想のチーズケーキを作りたい」という一念で開発に着手。待っていたのは想像を絶する試作地獄だった。焼いては崩れ、焼いてはやり直し。終わりの見えない試行錯誤を繰り返し、気がつけば試作回数は500回以上、費やした時間は1年超。常識的に考えれば途中で断念しても不思議ではない状況でも、手を止めることはなかった。
目指したのは、小麦粉を使わないグルテンフリーでありながら、濃厚なコクとうま味を極限まで引き出す味。その果てにたどり着いたのが、現在の〝二段熟成製法〟だった。「完全に執念ですよ。料理未経験からここまで来るのは普通じゃない」と関係者も驚きを隠さない。結果として完成した一品は、ロックスターの舌をもうならせるレベルに到達。〝IT社長が生んだ奇跡のチーズケーキ〟だ。
また、注目すべきは、その拡散の仕方だ。田和氏は「最初は贈り物として召し上がっていただいたと聞いています。そこから気に入っていただき、ご自身でも注文されるようになり、さらに周囲の方へ紹介してくださったと…」と明かす。
広告や仕掛けではなく、純粋な体験から始まった連鎖。「贈られて、気に入って、自分でまた頼んで、さらに人に伝わっていく。ケーキ屋としてこれ以上ない幸せな形です」と語るその言葉どおり、贈り物→本人ハマる→ファン拡散という理想的すぎるルートをたどっている。
さらに「最初にこのケーキを高見沢さんに贈ってくださった方がいるはず。ぜひ名乗り出ていただきたい」と異例の呼びかけも行った。一つのスイーツを巡り、起点となった人物にまでスポットが当たる展開は極めて異例だ。放送前にもかかわらず兆しを見せるこの現象は、オンエアを境に一気に臨界点を突破する可能性が高い。熟成によって深まったのは味だけではない。その連鎖は、いままさに爆発の瞬間を待っている。












