【今週の秘蔵フォト】 1970年代前半、数多くのアイドル歌手が誕生したが、71年に「17才」でデビューした南沙織の登場はある意味、衝撃的だった。沖縄出身で当時は調布のアメリカンスクールに在学中の17歳。同曲は54万枚の大ヒットとなり、一気に人気アイドルとなる。「シンシア」の愛称で親しまれ、美しいロングヘアと爽やかな清純さは神々しいほどで、多くの男性ファンをとりこにした。
71年11月14日付本紙にはデビュー当時、17歳の南の貴重なインタビューが掲載されている。「仕事が好きなんじゃなくて歌っている時が楽しいの。歌が好きでたまらないの。(デビュー曲は)『17才』というタイトルがヒットした理由かな。私がステージに立つと司会者が“いくつ”って聞くでしょ。“17歳”って答えると“では『17才』をどうぞ”って…」と答える姿はまるで女神のようでもあった。
スケジュールは多忙を極め平均睡眠時間は5~6時間。「学校になかなか行けないの。プロダクションに入る時の条件は、学校に行かせることになっていたのに…。卒業できなくなったらマネジャーに責任取ってもらわなくちゃ」とプーンとふくれてみせた。
同年の日本レコード大賞新人賞も受賞し、紅白歌合戦にも出場。一気に時代の寵児となり、その後も「純潔」「色づく街」「ひとかけらの純情」などヒット曲を連発するも78年、学業に専念するため、突然に芸能界を引退(その後、一時復帰)。79年には巨匠カメラマンの篠山紀信氏と電撃結婚する。今でもファンは多く、昭和を彩った特別な存在だった。 (敬称略)













