nano.RIPE「面影ワープ」
2011年に放送された「花咲くいろは」は、石川県の温泉街にある老舗旅館を舞台にした、P.A.WORKSが手掛ける“お仕事シリーズ”の第1弾アニメ。その2クール目のオープニングテーマ曲が、nano.RIPEの「面影ワープ」だった。1クール目のOP「ハナノイロ」もnano.RIPEで、作品のテーマ曲としてはそちらの方がマッチしていたように思うが、楽曲の人気度では現在は「面影ワープ」の方が上なのではないだろうか。
nano.RIPEのサウンドは一口で言えば“ギターポップ”。主に主戦場はアニソンで、現在までに極めて多くのアニメでテーマ曲を手掛けている。「面影ワープ」もそんなギターポップの名曲。イントロからかき鳴らされるギターの疾走感、Aメロ・Bメロ・サビのどこを取ってもキャッチーで印象的なメロディー、そして誰もが記憶にありそうな子供の頃の夏休みの思い出を喚起するノスタルジックな歌詞。その胸がキュンとなる感じは、以前このコラムでも取り上げた堀江由衣「夏の約束」と並ぶ“夏休み郷愁ポップ”の双璧といえそうだ。
ちなみに、この翌年にリリースされたシングル「リアルワールド」の初回限定盤には、ボーナストラックとして「面影ワープ」のアコースティックバージョンが収録されていた。こちらは原曲の軽快さとはひと味違ったしっとりとした仕上がりだったが、バックの演奏がおとなしい分、メロディーそのものの秀逸さが際立っていた。機会があれば、そのバージョンもぜひ一聴を!












