「第49回 日本アカデミー賞」の授賞式が13日に都内で行われた。興行収入200億円を突破し実写邦画で歴代1位となった「国宝」が作品賞・監督賞・主演男優賞などで10冠を達成。そんな〝国宝祭り〟に一矢報いたのが「爆弾」で最優秀助演男優賞に輝いた佐藤二朗(56)だった。
主役はやはり歴史的ロングヒットを続ける「国宝」。撮影チームは固い絆でつながっている。「昨年末に懇親会があってキャスト・スタッフが一堂に会したのですが、家族に会えたような気持ちでした。今日もこの後パーティーがあります。最優秀撮影賞のソフィアン・エル・ファニも海外から来てくれてますから、朝までパーッと〝国宝祭り〟を続けますよ」とは同作関係者。
一方で国宝の牙城を崩した男にも注目せねばなるまい。「爆弾」で霊感を持つと称して都内に仕掛けられた爆弾の爆発を予言する男・スズキタゴサクを演じた佐藤二朗だ。
最優秀助演男優賞に選ばれた佐藤は壇上で「泣くねこれ。これは泣くなぁ」と感激。主演を務めた山田裕貴も我が事のように喜び、大粒の涙を流した。
佐藤は俳優としては遅咲きの苦労人。コツコツとひたむきに芝居と向き合い、ついに大輪の花を咲かせた。「国宝」には及ばないものの「爆弾」は興収40億円を超える大ヒット。佐藤の狂気をはらむ演技は業界でも評判となっていた。映画関係者の話。
「アカデミー賞を前に『佐藤さん、ワンチャンあるんじゃないか』と話していた。本当に受賞したので涙が出るほどうれしかったですよ」
昨年10月に行われた同作のジャパンプレミアイベントでは、佐藤の下積み時代を知る共演の渡部篤郎が号泣。「大切な作品に僕も出させてもらって感慨深いものがありました」と語っていた。
この日、佐藤の晴れ舞台に感動した業界関係者は多そうだ。













