【女子ボートレーサー・インタビュー 高憧四季(26=大阪)前編】

 ――ボートレーサーを目指したきっかけは

 高憧 きっかけというきっかけはないんですよね。小学生から高校までずっとサッカーをやっていて、高校でやり切ったという気持ちだったし、本気でプロを目指すレベルでもなかった。そこで進路をどうするか考えた時に、条件とかが合っていたので、自分でもできるかなと思って試験を受けることにしました。

 ――周囲からの勧めもあった

 高憧 そんなに勧められたということもなかったですね。自分で考えて決めました。スポーツ選手、アスリートになりたいという意識も、そこまではなかったですね。

 ――試験は一発合格

 高憧 たまたま1回で行けちゃいました。

 ――養成所の生活はきつかった

 高憧 サッカーの練習の方が体力的にも厳しかったので、訓練とかは意外とそうでもなかったですね。生活自体もつらいとかはなかったです。

 ――デビューしてここまで順調にきている

 高憧 どうなんですかねえ。順調と言えば順調やし、順調ではないと言えばそうだし…。振り返るとたくさん、いろんなことがありますけど、考え方ですかね。今は頑張れているので、いいのかなと思ってます。

大阪支部の選手と談笑する高憧四季(中)
大阪支部の選手と談笑する高憧四季(中)

 ――昨年はブレークを果たした

 高憧 すごく言われるんですけど、自分としてはそんなに変わってないと思っているんですよ。同じような勝ち方は前からしていたし…。同じレース内容でもGⅠだと一気に注目度が上がる。成長したというよりも、記念とかで活躍することが大事だということがよく分かりました。

 ――見られ方が違う

 高憧 一般戦だと「いいレースをしたな」と思っても注目されないじゃないですか。でも、GⅠだと反響も大きい。大きい舞台でいいレースをして勝ちたいと思うようになりました。

 ――大舞台を走ることが成長につながる

 高憧 そうですね。そういう意味でもGⅠとかを走って、いい経験はできていると思います。

 ――技術や調整面での成長を実感する部分は

 高憧 ペラとかは以前よりも叩けるようになってると思います。技術面は、自分ではよく分からないですけど、レースがすごく変わったというような実感はないですね。ただ、ずっとやってきたことが出ているというか、いいエンジンを引けたら勝てたりしてますけど、悪いエンジンでも勝てるようになりたいです。

 ――昨年はクイーンズクライマックスにも初出場。戦ってみて

 高憧 悔しかった。本当にそれだけでした。

 ――上位との力の差を感じた

 高憧 それは感じなかったんですけど、優勝戦に乗れなかったので悔しかった。100%の力は出せなかったとは思うんですけど、とにかく優勝戦に乗れなかったことが本当に悔しかった。

 ――その前の福岡レディースチャレンジカップでも低調機で苦戦。大舞台で結果が出せなかった

 高憧 それは仕方ないですけど…。完全燃焼はできなかったですね。