お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が7日、TOKYO FMのラジオ番組「川島明 そもそもの話」にゲスト出演した。
又吉は2015年、自身が書いた小説「火花」で芥川賞を受賞した。ただ、賞を目指した小説を書いたわけではないという。
芥川賞は新人小説家に与えられる賞だが、又吉は「当時で言うとだいたい新人は原稿用紙100枚ぐらいで作品を書いて、それが1番選考委員が読むのも負担はないし、新人に割くページとしても、まあ雑誌としても(ちょうどいい)。っていうので、だいたいみんなそれで書くんですけど、僕もそれで依頼をいただいたんですけど、僕230枚書いてるんですよ」。
麒麟の川島明は「3分ネタ提出しろ言うてんのに10分くらいのネタやってますから、もう賞レースになってない」と指摘。通常の2倍以上の量を書いた作品のため、芥川賞のことは「意識は全然してなかった」と又吉は言う。
実際に受賞が決まった時の気持ちについて、又吉は「うれしいっちゃうれしいんですけど、なんかしんどさの方がでかかったですかね」と率直に明かした。
川島が「どういうジャンルのしんどさ?」と聞くと、又吉は「(芸人人生を)振り返ったら、ずっと自虐で笑い取り続けてきたかな、と気付いたんですよ。オレ、なんか自虐だけでやってきたのちゃうか、っていうのが、(受賞によって)自虐が全く通用しなくなったんですよ」
川島が「なるほどね、『先生』って言われちゃうんですよね、そのポジションなると。『いやいや、でもすごいじゃないですか』って返事される」と言うと、又吉は「はい、何言ってもそれで返されるんで。『こないだこんなことがあった』とか『いや、自分はこうなんです』って(言っても)、『いや印税が、もう』って言って、全部そうなるんで、『あれ、全然ウケへん』って」。
自虐ネタだけでなく、「今までワケ分からんこと言ったら何となく、『又吉がまたワケ分からんこと言うてるわ~』ってなってたのが、『う~ん、なるほど』。計算とか、そこに哲学的な何かが含まれてるみたいな」と、〝ワケの分からないことを言う〟というキャラも封じられてしまったという。
そのため芸人としてやり続けるのはムリだと思ったそうで「1回、先生(として活動する)期間をちゃんとやらないと、戻ってこれないと。1回やり切ってからじゃないと」と話していた。












