大相撲の元横綱照ノ富士・伊勢ヶ浜親方(34)の引退相撲が31日、東京・両国国技館で開かれた。
断髪式には、元横綱の白鵬翔氏(40)も出席。土俵上で照ノ富士の大銀杏(おおいちょう)にはさみを入れ、ねぎらいの言葉をかけた。
金色に輝くモンゴルの民族衣装に身を包んだ白鵬氏は「(衣装は)10年ぶりに出した。いつ以来?(モンゴルの)国民栄誉賞の時」と笑顔。後輩横綱の照ノ富士については「親父(ムンフバトさん)が(照ノ富士を)鳥取城北に紹介して。自分も摂津倉庫からホームステイしながら宮城野部屋にスカウトされて入った。その亡くなった会長さん(浅野毅氏)が〝モンゴルのいい子がいます〟と。その縁で(照ノ富士は)間垣部屋に入った。今日、はさみを入れたというのは、不思議な感じがします」と感慨深い表情を浮かべた。
白鵬氏にとって、現役最後の取組(2021年名古屋場所)も照ノ富士が相手だった。「そうだね。最後の取組にふさわしい相手だったと思うし、いいバトンタッチもできたのかな。(はさみを入れた時には)『お疲れ様です。これからも頑張ってください』と…」と言ってうなずいた。
3月の春場所では、まな弟子の幕下炎鵬が関取復帰を目指す。「3月、頑張ってほしい」とエールを送った。
白鵬氏が師匠を務めていた宮城野部屋は弟子による暴力問題の影響で一昨年3月に閉鎖され、師弟全員が伊勢ヶ浜部屋へ転籍。それから1年が経過しても部屋再開を見通せないことから、昨年夏場所後の6月に日本相撲協会を電撃退職した。
その後は「白鵬ダヤン&スポーツ株式会社」を立ち上げ、アマチュア相撲の普及・発展を目指して活動。相撲の五輪競技採用を目標に掲げている。また、2月7、8日には世界相撲大会「第16回 白鵬杯」(トヨタアリーナ東京)を開催する。












