大相撲の元横綱照ノ富士・伊勢ヶ浜親方(34)の引退相撲が31日、東京・両国国技館で開かれた。
「最後の土俵入り」では長男・照務甚くん(てむじん=3)を抱きかかえ、太刀持ちに豊昇龍(立浪)、露払いに大の里(二所ノ関)の現役横綱を従えて花道から登場した。その後に長男を大の里に託すと、土俵上で力強い不知火型を披露。満員の観客席からは大きな拍手が送られた。
豊昇龍は「(引退相撲の)横綱最後の土俵入りは今回で2回目。白鵬関の時は露払いだった。太刀持ちは最初で最後だと思う。うれしいです」と振り返る一方で「やっぱ太刀持ちは肩にくるね。僕の太刀持ちをやってくれる関取のつらさが分かった気がする。ブレないように我慢していた」と苦笑い。
「(照ノ富士が)引退した時に僕が入れ替わりで横綱になった。勝ったことがない。1回くらい勝ちたかった。本当に力が強くて、横綱というのはこんな感じなんだと思った。いろいろ(姿を)見ながら勉強になった。第2の人生、親方としていい力士を育ててほしい」と先輩横綱への思いを語った。
大の里は「(3横綱による土俵入りは)初めて。(露払いは)普段やることがない立ち位置なので、いい経験になりました。(照ノ富士からは)巡業中にアドバイスをもらったりした。しっかり頑張っていきたい」。後輩横綱としての決意を口にした。












