漫才コンビ「ザ・ぼんち」の里見まさとが30日、大阪市内で書籍「漫才の一滴 笑吉が教えてくれた『念、縁、運』」発売記念イベントに出演した。

 同書は、漫才ブームの絶頂と転落、異なるコンビで2度の「上方漫才大賞」受賞、50歳からの「ザ・ぼんち」再結成、70代でフジテレビ「THE SECOND」ファイナルへ駆け上がるなど、まさに天国と地獄を見た男・里見まさとの73年が詰まった一冊だ。

 この日は、里見と長年親交のある盟友「ハイヒール」リンゴがMCを務め、軽快な語り口でイベントを盛り上げた。

 タイトルにもある「笑吉」について問われた里見は「ネコです。ネコ・笑吉が言ってることをパラパラっと記した。ちょっとファンタジー入ってます」とするも、完全なフィクションでもないと説明した。

 ネコに多大な恩義を感じているという。その理由は、里見を授かった両親が、子猫3匹を連れて歩く母猫を見て「どうなるか分からんけど産もう」と決意し、産んでくれたからだと明かし、ネコに感謝した。

 昨年4月に執筆を始め、夏に8割程できたが、「THE SECOND」ファイナル出場の反響で多忙を極め、今日の発売となった。「漫才はハサミ入れられるけど、これは僕の73年間。ハサミ入れようがない」とし、手に取った人が「もうひと踏ん張りしようって思っていただけたら」と目を輝かせた。

 今の夢を聞かれると「今、いい風のもとでやらせてもらってると思う。今年、(再結成した「ザ・ぼんち」で)上方漫才大賞ほしい!」と熱望した。