広島競輪S級シリーズ(FⅠ・西日本カップ/九州スポーツ杯争奪戦)が19日に開幕する。上位陣は来月4日に開幕するGⅠ日本選手権(京王閣)へ向けて、実戦での最終調整のシリーズともなるだけに、注目の3日間になることは必至だ。中でも、ひときわ抜きん出た仕上がりをみせている古性優作(30=大阪)が戦線をリードする。

 2月があっせんしない処置となり、今年のGⅠ初戦の全日本選抜(川崎)は不参加。「GⅠに出られないというのは劣等感だし、かなりイヤやなと思った」が「時代も時代だし、練習しかすることがない」と体をいじめ抜き「トレーニングで全部、克服できた」と〝完全体〟となって戦列に復帰した。大垣記念に続きGⅡウィナーズカップ(松阪)でも準優勝。「今までのままだったら、決勝にも乗れなかったかもしれない」と手応えを口にすると、前走の川崎記念でもオール2連対で決勝にコマを進めた。圧巻だったのは準決で、最終2角で前を叩けず後退する新山響平(27=青森)に追突寸前でギリギリ避けてのまくり。「さすがに、自分でも脇汗が出た(笑い)」ほどのアクロバティックな動きで強烈なインパクトを残した。

 初日12R特選は、昨年の競輪祭以来となる村上博幸(42=京都)とのタッグ。別線のライバルを一蹴して、シリーズの覇権を握りたい。