俳優の筧利夫が19日、大阪・新歌舞伎座で舞台「国語事件殺人辞典」(4月4~5日)取材会に出席した。
劇作家・井上ひさしさんの盟友・小沢昭一さんのひとり劇団「しゃぼん玉座」の旗揚げ公演として木村光一演出で1982年に紀伊國屋ホールにて初演された同作は当時、立ち見も出るほどの満員の客席で上演され、8か月に及ぶロングラン公演を成し遂げた名作だ。今回、初演から40年以上の時をへて、主演・筧で復活する。
筧は日本語だけの国語辞典をつくろうと旅をする国語学者・花見万太郎を演じる。「正しい日本語を伝達するために旅に出た国語学者が、いろんな人に会って説得されながら行くんですけど、最後に弟子に消されるわけですよ。いや、シビれますね。どうとるかお客さん次第なんですけどね。笑いのベールがかぶされてますけど、最初と最後はシェイクスピアみたいなシーンなんですよ」と解説した。
同作について「お芝居としておもしろい、のみならず非常にためになる作品。お芝居をする前にラジオドラマでやった方がいいんじゃないかなと思うくらい」と太鼓判を押した。
出演オファーが来た際にはタロット占いをしてもらったという。「役者やってるといろんな体や精神のケアとかで相談する人がいるんですけど、そういう人に聞いて『小沢昭一さんも井上ひさしさんも、筧さんには友好的ですよ。大丈夫です。好意的に見てますよ。がんばってねって言ってますよ』って、ああ良かったなと思って。そこで『ダメだよ…』って言われたら、ご破算にするかも知れませんね」と意外な一面を見せた。
難しい役どころのため独自のセリフトレーニングをしたとし、「間違いなく覚えなきゃいけないのでいろんな方法を使って、体から入れてます。バーベル持ったり、ウエート(重り)の入ったベストを着たり、バランスボールの上に乗って、下半身をグラグラさせながらセリフしゃべったり、そうするとそっちの方に気がいくんで、雑念がなくなるんですよ。各セリフごとプランクやりましたね」と語った。
最後に「この劇場に泥を塗れないから不退転の決意でやる。こういう作品が見たかったんだよってヒザをたたいて喜んでもらいたいですね」と意気込んでいた。
ちなみに東京公演は3月7~29日・紀伊国屋サザンシアター TAKASHIMAYA、群馬公演は4月11~12日・高崎芸術劇場スタジオシアターで行われる。












