主人公の遺品整理人・鳥飼(草彅剛)と顧客の娘の真琴(中村ゆり)が純愛の末に結ばれる予感を漂わせて終わった、フジテレビ系ドラマ「終幕のロンド―もう二度と、会えないあなたに―」の22日最終回。ハッピーエンドの中で、一番損をした形となった彩芽(月城かなと)にSNSで同情の声が上がっている。
故人の遺品と遺族にかかわる心温まるエピソードを描いていた同ドラマは、回が進むにつれて企業グループを経営する御厨ファミリーを巡る闘争劇の様相に。権力欲に不正、復讐、提訴、不倫、スキャンダル報道…。
ドラマの底流をなしたのが、不倫に陥った鳥飼と真琴の関係、御厨系企業で多発する過労自殺隠ぺいとそれに対する訴訟の動き。真琴の夫で御厨ホールディングス次期社長の利人(要潤)が自殺隠ぺいに弱腰なため、独裁社長の父剛太郎(村上弘明)は利人の妹で真琴の友人でもある彩芽を新たな後継者に指名した。
ところが最終回、利人が隠ぺいなど不正を自ら告発する挙に出ると情勢は一変。報道陣に押しかけられた剛太郎は倒れてしまうが、病床に駆けつけた利人に「よくやった…」とまさかのひと言。社長に就いた利人は隠ぺいを詫びて賠償も約束した。
この展開に、X(旧ツイッター)では「よくやった?あんなに隠蔽隠蔽言ってたくせに、あやめがかわいそう」「何言ってるの」「よくやったって、何?」と剛太郎への批判や疑問が噴出。「彩芽さん、汚れ仕事もやってきたのに結局兄ちゃんに持ってかれるやん、かわいそう」「彩芽さん1人だけ全部ずっとかわいそう」といった見方の投稿も相次いだ。
強権体質が剛太郎に似ていると持ち上げられ、あくどい仕事もしてきた彩芽はハシゴを外された格好に。一方でプレッシャーも感じていたのか、肩の荷が下りた様子も見せた。Xでは「楽になったね」「解放されて幸せそう」との声も。とはいえ、ムダに手を汚して真琴らを傷つけた責任はぬぐえず、黒歴史が残ったのは損な役回りだ。
対照的に「最終章のキーパーソン」とされた出版社勤務の静音(国仲涼子)はいい役回り。御厨勤務の恋人が自殺した復讐で利人に近づき不倫関係に。不正問題のカギを握るパソコンを渡してほしいと土下座する利人に足を差し出した。利人がキスせざるを得ないと口を寄せると引っ込めた。静音は利人に不正根絶を誓わせ、仇をとった。おみ足シーンも含めて、いいところをかっさらっていった。












