◇6位 馬場貴也(41=滋賀)5年連続7回目
昨年は賞金ランク1位=選手順位1位の出場。トライアル2nd初戦はしっかり逃げて1着。2戦目も2着と好走したが、3走目で5着。優勝戦には駒を進めたが、4号艇で5着だった。「去年はゴールしてガッツポーズしている毒島さんを後ろから見ていたし、あの光景は忘れません。今度は逆の立場になるように、頑張りたいと思います」と雪辱を期しての出場となる。
賞金ランクは6位で今年もトライアル2nd発進を決めたが、順風満帆ではなかった。「4月は全然レースができていなくて、特に5月と6月がひどかった。今年は無理だなって思っていました。全然、優勝もできなかった。特に買ってくれるファンの方々の期待に応えられなかったのが、一番苦しかったですね。たった2か月くらいっていう選手も多いけど、僕の中では特に長く感じた2か月でした」と、どん底を味わった。
しかし、7月から流れが変わった。いや…、自らの手で変えた。6月の戸田SGグラチャン、5、6、5、6、5、6着という成績で予選落ち。それでも、あきらめることなくペラを叩き、エンジンと向き合った。そして、最終日、2コースから道中逆転での執念の1着。ピットに帰投した馬場は力強くガッツポーズ。復活への足がかりを見つけた瞬間だった。
7月に地元びわこのGⅡボートレース甲子園で優勝すると、SG、GⅠ戦線で活躍。一気に賞金ランクを上げた。「もちろん黄金のヘルメットはかぶりたいけど、あの毒島さんですら僕があの舞台に行く前から挑戦し続けて7回目でようやく優勝できていたし、簡単じゃないなって思います」と、頂点への道が険しいことは誰よりも熟知している。
それでも今年もどん底から這い上がり、スタート地点に立った。苦境を乗り越えて、ひと回りもふた回りも強くなった馬場貴也が、力強く頂上への道を踏み出す。












