性的虐待罪などで起訴され公判前の2019年に自殺した実業家ジェフリー・エプスタイン元被告の個人所有島の内部画像が公開された。米紙ニューヨーク・ポストが3日、報じた。

 下院監視委員会の民主党議員メンバーが3日、死去したエプスタイン元被告のカリブ海にある私有島の「これまで公開されたことのない」画像と動画を公開した。米領ヴァージン諸島のリトル・セント・ジェームズ島にある、隠れ家のいくつかの部屋が写されている。

 監視委員会のロバート・ガルシア議員(民主党、カリフォルニア州選出)は「これらの新たな画像は、ジェフリー・エプスタインと彼の島の世界を示す不気味な記録です。われわれは調査の透明性を確保し、エプスタインの恐るべき犯罪の全体像をつなぎ合わせるために、これらの画像と動画を公開しています。生存者に正義がもたらされるまで戦いをやめません」とコメントした。

 画像には、歯科医院の診療所のように見える部屋や、歴史上の悪名高い人物を模したとされる仮面が装飾として飾られた部屋も含まれている。

 別の画像には、枕やタオルが山積みになったシャワールームが写されており、動画には清潔で広々とした寝室が映っている。

 また、邸宅内に置かれた固定電話も写っており、短縮ダイヤルには「ダレン」「リッチ」「マイク」「パトリック」「ラリー」といった名前のほか、ニューヨークのオフィスにもつながる設定がされていた。

 短縮ダイヤルに登録されていた他の4人の名前は黒塗りとなっていた。

 さらに別の画像では、エプスタイン元被告の書斎に置かれた黒板が写されており、そこには「政治」「策略」「欺瞞」「権力」「真実」「音楽」といった脈絡のない単語が乱雑に書き込まれていた。

 その他の画像や動画には、エプスタイン元被告が14歳の少女を虐待する場として使われ、世界の富裕層や権力者をもてなしていたとされる施設の様子が収められている。

 トランプ大統領は11月19日、司法省に対し、可能な限り分類解除された「あらゆる記録、文書、通信、捜査資料」を30日以内に公開するよう命じる法律に署名している。