桜田ひより、佐野勇斗がダブル主演する日本テレビ系ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」の5日に放送された第5話は、誘拐という名の逃避行を続ける結以(桜田)が再会した父・慶志(北村一輝)に「パパ、私を殺そうとしたよね」という驚がくの追及ワードを放って幕を閉じた。

 慶志が製薬会社社長を務める八神家の令嬢・結以は、林田(佐野)らに身代金目的で誘拐されたが、犯人チームは目的を果たせず崩壊。林田と2人になった結以は、父の厳格管理から逃れたい気持ちから〝誘拐〟継続を望んだ。記者会見で取り引きを持ちかけた慶志に結以は応じ、対面が実現したのだった。

 まさかの言葉にX(旧ツイッター)には「なんでだよ!!」「どゆこと――」「ゾワゾワしたラスト」「続きが気になってしかたない」などと驚きの反応が寄せられた。

 足にGPSを着けられていた結以は、帰りたくない。5話では、慶志の変貌ぶりを林田に告白。合気道を厳しく仕込まれていた12年前を振り返り「あれは愛情って呼べるものだったと思う」。ところが、GPS装着の頃には「急に別人みたいになった」と感じた。今回対面に応じたのは、その理由を尋ねるためだった。

 慶志が〝別人化〟したという根拠は、結以の特殊能力にあった。他人と手を触れ合うと「脳内ビジョン」が色で示され、相手の心が分かる。合気道を教えた当時は純真なピンク色が浮かび、GPS当時は黒く乱れたイメージが脳裏に映った。

 この能力は、慶志の会社を創業し発展させた八神恭一(間宮啓行)も備えていたことが既に明かされている。八神家を追う記者の白木(山口馬木也)が「人に触れると心が読めるとか、そういった力なんですかね」と語り、八神家を巡ってまことしやかにささやかれている「さとり」ではないかと指摘。「もしかして結以さんにも…」と目を向けてもいた。

 慶志は恭一の養子で、血のつながりはない。娘の結以に隔世遺伝が生じるのは謎めく。劇中、苦悩する慶志の顔が時折見られる。5話でも、亡き妻・結花の遺影に見入る姿があった。夫妻が不妊治療を受けていた当時、恭一は笑みも浮かべ「私の知っているクリニックを紹介しよう」と語っていた。

 八神家を巡る深そうなヤミ。結花にどんな「治療」が施され、結以が生まれたのか。「クリニック」が一つのカギとなりそうな展開だが…。