◇倉持莉々(32)東京支部114期

 2026年前期適用勝率は6・72で確定。2023年後期以来となるA1復帰も決定した。

 2023年7月から昨年10月まで出産、育児のため、実戦から離れていた。3節前の戸田GⅢオールレディースで優勝。復帰から1年を経てのVに「ホッとしたというか、うれしかったです。一節間で調整を外さず、最後までいい足で行けて優勝できたのは初めて。調整面は花丸でした。すごく満足感のある優勝だったなと思います」と笑顔で振り返る。

 8月の浜名湖PGⅠレディースチャンピオンは初日の不良航法による減点もあって予選突破はならなかったが、節間8走3勝2着2本3着3本のオール3連対の活躍。ママになっても変わらぬ強さを見せている。

「復帰から半年くらい走って、その頃には『レース勘は大丈夫』という感じだったんですけど、調整面は苦労しました。ここに来て、やっと合ったかなという感じです。最近は結構いいエンジンを引けていたので、それなりに成績も取れたのかな」と明かす。

 23年の芦屋オールスターで女子レーサーでは5人目となるSG優出を果たしており、男子強豪にも引けを取らない高い地力を持つ。

 その一方で出産、育児を経て「レース場に行くとレースのことだけを考えてますが、絶対に事故をしないで元気な体で子供に会えるようにというのは意識してます」と母の顔ものぞかせる。

 A1復帰すればGⅠ舞台の出場機会も増える。「地区選で師匠の飯山泰さんと一緒に予選突破するというのが、近々の目標です。SGは…。もうちょっといいレースをしてから出たいなと思います」。母という肩書が加わった倉持が本領を発揮し、さらなる進化を遂げる

〈倉持莉々 今後の出走予定〉
◇10月29日~11月3日 多摩川レディースvsルーキーズバトル
◇11月12~17日 三国ヴィーナスシリーズ
◇11月24~28日 鳴門一般戦

 ☆くらもち・りり 1993年10月1日生まれ。東京支部の114期生。茨城県出身。2014年5月に平和島でデビュー。2015年9月の住之江で初勝利。2022年1月の徳山で初優勝。通算26優出4V。同期には羽野直也、松井洪弥、井上一輝、西野雄貴、松尾拓。村松修二、中村桃佳、蜂須瑞生ら