ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏がファウンダーを務める興行「SAIKOU×LUSH」のキルギス大会(25&26日、ビシュケク)2日目に出場するWBO世界フェザー級1位ルイス・ネリ(30=メキシコ)が17日、都内で公開練習を行った。

 ネリは以前から主張していた世界3階級制覇王者の中谷潤人(27=M・T)との対戦を改めて熱望。取材に訪れた元世界4階級制覇王者で「ABEMA」の生中継で解説を務める田中恒成氏(30)は、対戦が実現した場合は「スリリングな感じになる」と展開を予想した。

 WBCアジア・フェザー級王者サタポーン・サアット(22=タイ)と対戦するネリは前日に来日し、21日に開催地へ出発。拠点のメキシコ・ティファナで調整を済ませ「調子は100%。完璧な準備をしてきた」とアピールし、来日の目的を「メディアのみなさんに会うため」と説明した。

 相手に対しては「いい選手だが、すごいとは思わない。俺にとっては平常運転だ」と自信満々。「3ラウンドでかたづけられる。たらたらやるより最初にガツンとやる方がいい」と早期決着を予告した。

 そして、先月のリモート会見で強く希望した中谷戦を改めて主張。来年5月ごろに計画されている世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦が実現した場合は「中谷が勝つんじゃないかと思う」と予想。自身が井上からダウンを奪っていることから「井上は一度倒れた。中谷は倒れていない(正しくは2017年5月にダウン経験あり)。彼はちょっと違う」と理由を語った。

 この日は短時間のシャドーボクシング、ミット打ちを行い、持ち前の前進しながらのパワフルな連打を披露。田中氏もミットでパンチを受け「強、強、強のコンビネーションが強み。強いパンチを連打できる人はあまりいない」と評価した。

 そして、中谷と対戦した場合の展開については「中谷選手と戦って勝つことに自信があるように見えた。攻撃力が強みなので物おじせずに行くと思うので、それが当たれば面白い。1発目が強いのでガードに触れた場合でも相手は亀になる。そうなると連打が始まる。逆にいえば、攻めたら懐の深い中谷選手のカウンターが待っているので、どちらにしてもスリリングな感じになると思う」と予想した。

 とにかく、対戦が実現しなければ意味がない。キルギスの地で存在感をアピールできるか。