落語家の笑福亭鉄瓶(しょうふくてい・てっぺい=47)が16日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪れ、「笑福亭鉄瓶 独演会 東阪ツアー2025」(大阪公演11月1日・天満天神繁昌亭、東京公演11月9日・渋谷ユーロライブ)への意気込みを語った。
鉄瓶は、2001年に笑福亭鶴瓶に入門。21年から、自らが気になった人物に取材し、その人生を落語に仕上げる〝ノンフィクション落語〟をスタートさせた。
同落語は「一般の人にもスポットライトを当てたい」というのがテーマ。「題材は一般の方の中で僕が感銘を受けた方。たまに『会長の話を作ってくれへんか』というお誘いもありますが、それは全部お断りしています。そこはグッと我慢。それが僕の中の筋」とポリシーを語った。
ネタの作り方としては「(取材する一般の方に)リモートでごあいさつをして、会いに行って目を見てその方の人生をうかがって落語にする」。そしてその人物に1度見せた後で、観客に披露するという。
ノンフィクション落語のポイントは「共感やと思っている。ネタでいうと〝あるある〟ですよね。自分の何かに共感できることがたくさんある」とした。
落語を作る過程で「僕自身も出会った方たちに救われている。もうちょっと頑張れるなあと思わされる」と自身にもフィードバックできているといい、「まじめに頑張っている人が損をする世の中はすごく嫌だな。僕ごときですけど、この方々にスポットライトが当たるならうれしいな」と顔をほころばせた。
今回の独演会では、大阪に出てバラバラになった4姉弟の行末を描いた新作を披露する予定だ。
「僕の舞台に来ていただいて、余計なことを忘れる2時間になればと思っている」
師匠の鶴瓶は「ほぼ何も言いません。いい意味で放し飼いしてもらってる」という。独演会も見に来ないだろうといい、「照れ屋ですから。『最近どやねん』って言うのが精いっぱい。『ぼちぼちとですけど、やらせてもらってます』と言えるうちが恩返しできているってこと。もし仮に(鶴瓶が)見にきたら『俺の方がおもろいけどな』って言われそう」と笑った。












