アイドルグループ「SKE48」の統括責任者である齊藤哲也第1マネジメント事業部部長補佐(61)のインタビュー最終回では、今後のグループのロードマップについて言及。3年後の2028年にデビュー20周年を迎えるSKE48にとって、目標の1つは地元の大きな会場でのアニバーサリーライブ。2014年以来2度目のコンサート開催を目指す会場とは――。

【SKE48・17周年記念インタビュー(5)】

 ――齊藤部長補佐から見たSKE48の強み、ストロングポイントは

 齊藤 SKE48として出演するからには、選抜、チーム別、研究生に至るまで、いかなる場面でも最高のパフォーマンス力をお見せできることだと思っています。それは月平均約20公演を行う劇場公演のたまもので、歌、ダンス、MCのスキルアップも公演を通じて多くの経験を積む中でメンバーの成長を見るにつけ、その大切さを実感しています。

 ――劇場でパフォーマンス力が鍛えられている

 齊藤 だからこそ改めて劇場公演を、もっと多くの方々に見ていただきたいと思っています。来年に向けてはインバウンドの方や、初めて興味を持ってくださった方々にもご覧いただけるような方法を検討しているところです。

 ――10月5日で劇場デビュー17周年を迎えたが、今後の目標は

 齊藤 根幹は変わらず、名古屋に愛される、貢献する。東海発全国へ、そしてアジアから世界へ。他のアイドルグループとの差別化を図りながら、さまざまな活動に挑戦することで、現在も熱く応援してくださっている方々だけでなく、新しく興味を持ってくださる方々への取り組みも続行したいと思っています。

 ――具体的には

 齊藤 9月25日からSKE48のメンバーが出演するオリジナルショートドラマ「IDOL OF THE DEAD~あなたの隣は死にました~」がショートドラマアプリ「BUMP」で配信されました。このドラマには主演の坂本真凛をはじめ、7人のメンバーが参加しています。メンバーがゾンビになってしまうシーンもあるのですが、アイドルがここまでやっちゃうのかというぐらい、迫力のある内容になっています。「やっぱり何に挑戦してもSKE48っていいよね」と言っていただけるような作品に仕上がっていますので、ぜひ注目していただきたいと思います。また、先日発表されました、女性eスポーツチーム「amshy」結成と、今後の成長にもご注目いただけるとうれしいです。

 ――3年後の20周年に向けて、さらにグループを盛り上げていく

 齊藤 20周年のコンサートは地元の大きな会場で開催できるよう、全力でまい進したいと考えています。33rdシングル「告白心拍数」ではチーム替え前のS、KⅡ、Eの3チームのカップリング曲が収録されていますが、各チーム曲のパフォーマンス映像をまだ完成する前のIGアリーナで撮影を行いました。これは将来、IGアリーナのステージに立ちたいという強い思いからです。

 ――SKE48は日本ガイシホールで行われた2022年の14周年コンサートを最後に、アリーナクラスの会場でライブを行っていない

 齊藤 日本ガイシホールや名古屋国際会議場センチュリーホールが改修工事のため、今は使用できない。名古屋ではコンサートを開催する会場を確保するのが難しいという問題があるんです。SKE48は2014年2月にナゴヤドーム(現バンテリンドーム)でコンサートを行っているという歴史があります。そのコンサートに出演した現役のメンバーは6期生の3人(熊崎晴香、鎌田菜月、井田玲音名)とドラフト1期生(松本慈子)の4人。2015年8月に豊田スタジアムで行われた松井玲奈の卒業コンサートも7期生(相川暖花、浅井裕華、太田彩夏)までしか経験していない。8期生以降のメンバーにも大きな会場でのコンサートを経験してほしいと思っています。20周年に向かう過程の中で日本ガイシホール、IGアリーナ、さらにはバンテリンドームと再び大きな会場でコンサートができるグループになるためにも10月11、12日に行われる「17th Anniversary Festival 2025」(Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール)は、SKE48最大限の努力を持って、これからも応援し続けたいと思っていただけるコンサートになるよう、準備しています。