お笑いタレントの千原せいじ(55)が、日本仏教協会から「不適切な行動」を糾弾された。和尚となったせいじは5月に同協会の顧問を辞任したが、その過程で深刻なトラブルが判明。一発レッドカードに近い形で退場処分となっていた。7月のユーチューブ上での「いじめられっこやろ」発言といい、ダンマリを決め込むせいじだが、そうもいかなくなってきた――。

 一般社団法人「日本仏教協会」(東京・千代田区)は9月30日、せいじが5月に協会顧問を辞任したことを改めて訴えた。

「辞任にいたった経緯」として「千原せいじ氏が5月に協会顧問として不適切な行動をとったため、一般社団法人日本仏教協会の代表理事が注意したところ、本人から辞任したい意向があったので、辞任を認めました」と報告。協会ホームページでは9月25日にも同様の声明を発表しているが、そこでは「不適切な行動」ではなく「不快な行動」と記されている。どちらにせよ、ここまでハッキリと書かれるのだから相当だ。一体何があったのだろうか――。

 せいじは昨年5月、自身のSNSで「得度式をあげさせていただきました。天台宗 千原靖賢和尚となりました」と報告。同10月に「日本仏教協会」の顧問に就任したが、和尚になってもがさつな芸風は変わらなかった。

 それが悪い方向に出たのが、7月18日に自身のユーチューブにアップした河合悠祐戸田市議との対談だった。クルド人問題をめぐる議論でヒートアップし、せいじが「お前、いじめられっ子やったやろ?」「お前いじめられっ子オーラいかついぞ」などと河合氏を罵倒し大炎上。動画は現在も閲覧でき、174万回再生を記録している(9月30日現在)。

 この時、炎上が飛び火したのが日本仏教協会だった。「おたくとどういう関係なんだ?」「一緒に金儲けしようとしていたのではないのか?」などの問い合わせが殺到。しかし、前述の通り、その時点でせいじは協会顧問の任を解かれている。同協会は7月22日にせいじの辞任を公表した。

 今回、協会側が辞任の経緯に触れたのは、こうした問い合わせが今もあとを絶たないためだ。取材に協会関係者は「7月の炎上とわたくしどもは無関係。自分たちを守るために声明を発表するしかありませんでした」とコメント。せいじが一連の騒動にダンマリを決めていることで、炎上は収まる気配はない。

 協会関係者は「公の場でせいじ氏が説明をしないので、我々に対する臆測や中傷が消えません。困っています」と嘆く。

 気になる「不適切な行動」の中身については「プライバシーがあるためお答えできません」とした。

 それでも情報を総合すると、今年5月に協会側がせいじの〝由々しき問題〟を本人に直接突きつけ注意したところ、せいじは観念してその場で辞任を申し出たという。事実上のクビ宣告。注意されたせいじが「辞めてやるわ!」と逆ギレしたわけではない。トラブルの中身については、違法性を問うものではなく「人間性を問うもの」(事情通)という。

 この日の声明をもって協会側はせいじの出方を見守る構え。ただし、経緯説明や迷惑をかけたことに対する謝罪意志が希薄な場合「記者会見を開くことも考えている」(前出協会関係者)という。

 果たしてせいじは動くか――。