自民党総裁選(4日投開票)に立候補した高市早苗前経済安保相が22日、自民党本部で行われた所見発表演説会でぶちかました。

 冒頭のあいさつで高市氏は「皆様、こんにちは。高市早苗、奈良の女です」とニヤリ。「奈良の女としては、奈良公園に1460頭以上住んでいる鹿のことを気にかけずにはいられません。万葉集にもすでに鹿のことを詠んだ歌がたくさん載っています。大伴家持の歌にも角が大きな雄鹿のことを歌った歌がございます」と紹介すると「高円の秋野の上の朝霧に妻呼ぶ雄鹿出で立つらむか」と朗々と詠み上げた。

 拍手を受け笑顔を浮かべた高市氏だった表情を一変させ「そんな奈良の鹿をですよ。足で蹴り上げる。とんでもない人がいます」と怒りをにじませた。続けて「外国から観光に来て、日本人が大切にしているものをわざと痛めつけようとする人がいるんだとすれば、何かが行き過ぎている、そう思われませんか?」と疑問を投げかけた。

 また「神社の鳥居を鉄棒か何かのように見立てて、ぶら下がって、そして遊ぶ観光客がいる。神社をなんと思ってるんでしょうか? 古いものが大切にされているところに日本人の気持ちを踏みにじって喜ぶ人が外国から来るようなら何かをしないといけません。私、高市早苗。日本をかけがえのない国にしてきた、この古来の伝統を守るために体を張ります」と宣言した。
 
 最後に「私、高市早苗。日本をもう1度、〝高い位置〟へと押し上げる。そして強い経済、強い国土、安全な社会を次世代に送る決意を致しています。どうか、どうか皆様のご支援をお願い申し上げます」とダジャレで締めくくった。