土俵外でもポーカーフェースだ。大相撲名古屋場所で初優勝した幕内琴勝峰(25=佐渡ヶ嶽)が千秋楽から一夜明けた28日、名古屋市内の部屋宿舎で会見。「まだ、自分が優勝したのか?という感じですね。事実としては分かってるんですけど、不思議な感じ」と心境を明かした。

 琴勝峰と言えば〝無表情〟が代名詞。喜怒哀楽の感情は出さず、今回の優勝でも満面の笑みを浮かべることはなかった。そのキャラクターは、土俵の外でも変わらない。兄弟子で部屋付きの荒磯親方(元関脇琴勇輝)は、琴勝峰について「一言でいうと、地味なタイプ」とした上で、次のようなエピソードを明かした。

「飯に連れて行ったりもするんですよ。今場所(名古屋場所)も2、3回行っているけど、こちらが『うまそうに食えよ』って言うぐらい表情がない(苦笑い)。『飯食ってる時ぐらい、いいじゃないか。うまかったら、うまそうな顔しろよ』と…」

 この日の会見で、琴勝峰は自身の性格について「たぶん、みなさんが思っていらっしゃる通り、静かな方だと思う」と冷静に分析。「大笑いすることはある?」との質問には「酔うとしゃべるし、笑う。気が大きくなるんですかね…」と言って、少しはにかんだ。

 力士の個性も人それぞれ。9月の秋場所でも、物静かな男が土俵で旋風を巻き起こす。